文献
J-GLOBAL ID:201802258929831353   整理番号:18A1333671

深部マグマ注入によって引き起こされた硫黄島の水蒸気噴火と変形

Phreatic eruptions and deformation of Ioto Island (Iwo-jima), Japan, triggered by deep magma injection
著者 (3件):
資料名:
巻: 70  号: Mar  ページ: 70:38 (WEB ONLY)  発行年: 2018年03月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
硫黄島では,住民が定着した1889年以来44回の噴火が記録されている。これらの噴火のうち,1976年の地震計による連続観測の開始後の4回は事前に激しい地震活動と急速な地殻変形を伴った。他の噴火は明らかな地殻活動を示さなかった。本論文では,硫黄島の水蒸気噴火の機構を検討した。通常の測地学的調査と連続GNSS観測によると,異常に高い速度で硫黄島が断続的に隆起していることが示されている。前駆現象を伴う4つの噴火の全てが間欠的な隆起の間に起こった。これらの噴火の前と後の地殻変形は,元山の浅い部分におけるシル状の変形源が噴火の始まりの前に急速に膨張し後で収縮したことを明らかにした。地震計アレイとボアホール調査の結果から,約100~200mの深さの溶岩層があり,その下に約200~500mの凝灰岩層があると推定される。前駆現象を伴う噴火は,おそらく,溶岩層によってシールされ,断続的な隆起によって引き起こされた凝灰岩層における熱水貯留層における熱水の急激な沸騰によって起こった可能性がある。前駆現象を伴わない噴火については,熱水系が粘土によって弱くシールされていたためか,あるいは恐らく,水蒸気噴火が既に起こったので,静水圧が熱水系に加えられていたため,間欠泉と同じ原理で起こっている可能性がある。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地球熱学,火山物理学 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る