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J-GLOBAL ID:201802259343342785   整理番号:18A0661794

「荷電膜や電気化学は面白い」高エネルギーイオンビームによるナノ構造制御機能膜の研究-フッ素系高分子多孔膜とイオン交換膜を中心に-

Research on Nanostructure-Controlled Functional Membranes Using High-Energy Ion Beams: Fluoropolymer-Based Porous and Ion-Exchange Membranes
著者 (4件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 62-74  発行年: 2018年04月01日 
JST資料番号: F0235A  ISSN: 0369-4550  CODEN: NKAGBU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・本レビュー論文では,二つの話題,すなわち,いずれも高エネルギーイオンビームを用いたナノ構造制御された機能性膜の生成を含むフッ素系高分子多孔質およびイオン交換膜に向けた。高分子箔におけるMeV-GeV重イオンの潜在トラックが,化学的にエッチングされてミクロおよびナノサイズの貫通孔を有する膜,いわゆるイオントラック膜を形成することがある。焦点はナノテクノロジー応用のための多孔質マトリックスとして考えられてきたポリ(フッ化ビニリデン)(PVDF)のイオントラック膜である。PVDF系イオントラック膜は既に報告されているが,それらの調製法は最適化されていない。エッチング挙動は主にイオンビームのエネルギー付与に依存するため,理論的シミュレーションにより推定したその深さ分布はエッチド細孔の形状制御にうまく適用された。空気中加熱とオゾン曝露によるトラックの酸化はプレエッチング処理として有効であった。カチオンとアニオン交換膜(それぞれCEMとAEM)を二つの方法,各トラックの化学エッチングおよび/または改質に基づく,言い換えれば,PVDF中のトラックエッチド細孔への放射線グラフト化およびポリ(エチレン-co-テトラフルオロエチレン)(エッチング処理なし)へのイオントラック直接グラフト化で調製した。得られた「ナノ構造制御」CEMとAEMは,厚さ方向に平行な一次元イオン伝導経路を持っていることが分かったが,対照的に,既存の膜のほとんどは,三次元ランダム媒質におけるイオン輸送を示した。これはおそら数十から数百くナノメータの幅のほぼ柱状イオン相が膜を通って伸びているからであろう。例えば高寸法安定性のような燃料電池と海水電気透析への応用に適した他の膜特性も,そのような制御された構造によるものである。最後に,照射技術の世界とTIARAの最近の進歩を示し,著者らの新しい機能性膜の工業的応用の可能性を追求した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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膜分離  ,  機械加工,仕上げ一般 
引用文献 (45件):
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