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J-GLOBAL ID：201802259722132267   整理番号：18A1591798

大規模酸化イベントに先立つ浅い海水の微量元素とNd同位体組成:南アフリカ,古原生代のRooinekkeとNelani累層におけるストロマトライト質バイオヘルムからの証拠【JST・京大機械翻訳】

Trace element and Nd isotope composition of shallow seawater prior to the Great Oxidation Event: Evidence from stromatolitic bioherms in the Paleoproterozoic Rooinekke and Nelani Formations, South Africa

著者 (5件)： Schier Katharina (Department of Physics and Earth Sciences, Jacobs University Bremen, Campus Ring 1, 28759 Bremen, Germany) ,  Bau Michael (Department of Physics and Earth Sciences, Jacobs University Bremen, Campus Ring 1, 28759 Bremen, Germany) ,  Muenker Carsten (Institut fuer Geologie und Mineralogie, Universitaet zu Koln, Zuelpicher Strasse 49b, 50674 Cologne, Germany) ,  Beukes Nicolas (DST-NRF Centre of Excellence for Integrated Mineral and Energy Resource Analysis, Department of Geology, University of Johannesburg, Auckland Park, 2092 Johannesburg, South Africa) ,  Viehmann Sebastian (Department of Physics and Earth Sciences, Jacobs University Bremen, Campus Ring 1, 28759 Bremen, Germany)
資料名： Precambrian Research  (Precambrian Research)
巻： 315  ページ： 92-102  発行年： 2018年 
JST資料番号： A0257B  ISSN： 0301-9268  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ~2.44から2.43Ga古のRooinekke層,Transvaalスーパーグループ(南アフリカ)からの純粋なストロマトライト質石灰岩は,古原生代の浅い海水の地球化学へのユニークな洞察を与え,したがって地球の大気圏-水圏系の環境酸化還元レベルの進化になっている。上部のNelani Iron層(IF)からのストロマトライト質のKlipped dolstoneと対照的に,ストロマトライト質のRooinekke石灰岩は堆積後の変質を示さず,実質的には砕屑性汚染を伴わない。これにより,それらは,環境の浅い海洋のTransvaal海水の代理の優れた地球化学的アーカイブになる。純粋なRooinekke石灰岩の浅い正規化(SN)希土類元素とイットリウム(REY)パターンは,正のLa_SNとGd_SN異常,超コンドライトY/Ho比,および重いREY_SN(HREY)に対する光の枯渇(LREY)を有する海水様REY分布を示す。しかし,負のCe_SN異常の欠如は,地球表面における酸化還元条件が,かなりの量のCe(IV)を安定化するために十分に酸化されていないことを意味している。始生代の海洋化学堆積物の大部分と対照的に,純粋な前期古原生代Rooinekke石灰岩は正のEu_SN異常を欠いており,浅いRooinekke海水中の高温(>250°C)熱水流体に由来するREYの割合は無視できることを示唆した。Rooinekke海水の地球化学的REY収支における大陸起源の優位性は,同時代の上部地殻物質のそれに近い非放射性εNd_(2.44Ga)値によって確証される。したがって,Rooinekke石灰岩は,大酸化イベントの前に少なくとも100百万年前に浅い海水からの高温熱水成分の不在を明らかにする。対照的に,Campbellrand炭酸塩とPengeとKuruman IFsのようなTransvaalスーパーグループからの古い化学堆積物は正のEu_SN異常とより多くの放射性εNd_(t)値を示し,Kaapvaalクラトン上の後期新始生代浅部海洋REYインベントリーに対するマントル由来REYの顕著な寄与を示す。後期新始生代から古原生代の浅い水のトランスバラル炭酸塩によって記録された表面海水に及ぼす高温熱水流体の影響の減少は,堆積年代の減少に伴う正のEu_SN異常の減少の一般的傾向と類似しており,これはより深い海洋水の組成を記録したEoarcheanから原生代のIFsに観察される。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 地球 ,  海洋 ,  地球化学 ,  *同位体存在比 ,  始生代 ,  炭酸塩 ,  石灰岩 ,  *原生代 ,  *海水 ,  *地層 ,  *ネオジム ,  *微量元素 ,  マントル ,  高温
準シソーラス用語： *古原生代 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 古原生代 ,  海水 ,  REY ,  ストロマトライト ,  大きな酸化事象

分類 (1件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (12件)： 大規模 ,  酸化 ,  イベント ,  海水 ,  微量元素 ,  Nd同位体 ,  組成 ,  南アフリカ ,  古原生代 ,  累層 ,  ストロマトライト ,  証拠