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J-GLOBAL ID：201802259815822372   整理番号：18A0122154

平成23年東北地方太平洋沖地震による道路橋被害の統計分析

STATISTICAL STUDY ON DAMAGE TO HIGHWAY BRIDGES DUE TO THE 2011 OFF THE PACIFIC COAST OF TOHOKU EARTHQUAKE

著者 (2件)： 中尾吉宏 (国土技術政策総合研究所道路地震防災研究室) ,  片岡正次郎 (国土技術政策総合研究所道路地震防災研究室)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 73  号： 4  ページ： I_628-I_633(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成23年東北地方太平洋沖地震では,地震動及び地震後に発生した津波により,広い範囲で道路橋に多数の被害が発生した.道路橋被害の全体像を統計的に把握する取り組みとしては,橋長や径間数により被害が発生しやすくなること等に着目した分析結果がこれまでに報告されている.本報告では,被災橋梁の耐震設計に適用された技術基準や被災橋梁の平面形状等に更に着目し,道路橋被害の統計分析を行った結果を示す.検討の結果,平成8年以降の道路橋示方書が適用された道路橋は,被害が生じにくくなっていること,また,昭和55年道路橋示方書より古い技術基準が適用された道路橋は,優先的に進められてきた耐震補強や過去の地震被害発生後の更新・補強等により,被害が生じにくくなっていること等が統計的に示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *道路橋 ,  *大地震 ,  *震災 ,  国道 ,  データベース管理システム ,  因子分析 ,  設計基準 ,  技術基準 ,  耐震補強 ,  地震動 ,  平面 ,  両端間距離 ,  事後確率 ,  *2011年東北地方太平洋沖地震
準シソーラス用語： 橋長 ,  *東北地方太平洋沖地震 ,  道路橋示方書 ,  被災率

著者キーワード (4件)： the 2011 off the Pacific coast of Tohoku earthquake ,  highway bridge ,  seismic design specification ,  earthquake ground motion

分類 (2件)： 災害・防災一般  (RA02010Q) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (14件)：

• (公社)土木学会 地震工学委員会 東日本大震災による橋梁等の被害分析小委員会:最終報告書,土木学会,2015.
• Housner, G. W. : Intensity of earthquake ground shaking near the causative fault, Proceedings of the 3rd WCEE, pp. 94-115, 1965.
• 国土技術政策総合研究所:東北地方太平洋沖地震の地震動分布(ver 3.0)の算出手順,http://www.nilim.go.jp/lab/rdg/index.htm(2017年1月27日閲覧)
• 畑明仁,片岡正次郎:2011年東北地方太平洋沖地震による橋梁被害のマクロ分析,土木学会論文集 A1(構造・地震工学),Vol. 72, No. 4(地震工学論文集第35巻),pp. I_676-I_690, 2016.5.
• 日本道路協会:道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編,2012.

タイトルに関連する用語 (4件)： 東北地方太平洋沖地震 ,  道路橋 ,  被害 ,  統計分析