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J-GLOBAL ID：201802260743308428   整理番号：18A2103021

外生菌根菌の温度ニッチ位置と幅 ネストした群集構造により予測される温暖化の下での多様性の減少【JST・京大機械翻訳】

Temperature niche position and breadth of ectomycorrhizal fungi: Reduced diversity under warming predicted by a nested community structure

著者 (3件)： Miyamoto Yumiko (Arctic Research Center, Hokkaido University, Kita-ku, Sapporo, Hokkaido, Japan) ,  Terashima Yoshie (Tropical Biosphere Research Center, University of the Ryukyus, Nishihara-cho, Nakagami-gun, Okinawa, Japan) ,  Nara Kazuhide (Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo, Kashiwa-shi, Chiba, Japan)
資料名： Global Change Biology  (Global Change Biology)
巻： 24  号： 12  ページ： 5724-5737  発行年： 2018年 
JST資料番号： W2590A  ISSN： 1354-1013  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 狭いニッチ幅を持つ種は,広いニッチ幅を持つものより環境変化に対してより敏感であると仮定されている。環境変化に対する生物学的応答を予測するためにはニッチ特性に関する情報が必要であるが,このような情報は土壌微生物に対して大きく欠けている。本研究では,真核生物土壌微生物,外生菌根(EM)菌類の機能的に重要なグループの温度ニッチ位置と幅を示した。著者らは,日本(1.6から23.6°Cの範囲の平均年間温度)における26森林サイトからの高品質EM菌類配列データを収集し,各個々の菌類種に対する温度ニッチプロファイルを作成した。入れ子理論と新たに開発された重み付けランダム化ヌルモデルを,特定の温度位置と幅に対する潜在的選好を調べるために,高い発生記録を持つ75の菌類操作分類装置(OTUs)に適用した。著者らの分析は,(a)多くのEM菌類OTUsが低い平均年間温度で生息場所に制限され,(b)寒冷地で観察された真菌OTUsは温度勾配に沿って予想されるより狭い温度幅を示し,(d)EM菌類の豊富さは寒冷地で最も高く,OTU発生の重なりの最大程度が観察された。これらの知見は,将来の温暖化が寒冷気候のみに適応する多くのEM菌類種の分布を制限する可能性があることを意味する。これは最終的にEM菌類の生物多様性を減少させることができ,それは樹木との共生的な関連を通して森林機能と関連している。本研究は様々なEM菌類種の分布と環境範囲を示し,気候変動の面で微生物を保存する目的で種分布モデルを開発するのに寄与できる。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 寒冷地 ,  微生物 ,  寒冷気候 ,  種差 ,  *温暖化 ,  生物多様性 ,  生息場所 ,  日本 ,  真菌類 ,  土壌微生物
準シソーラス用語： *外生菌根 ,  環境変化 ,  *ニッチ , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (10件)： 多様性 ,  北方 ,  気候変動 ,  地理的範囲 ,  nedness ,  ランダム化 ,  種特異性 ,  亜熱帯 ,  共生真菌 ,  温帯

分類 (1件)： 土壌生物  (FB04050N)

タイトルに関連する用語 (7件)： 外生菌根菌 ,  ニッチ ,  ネスト ,  群集構造 ,  予測 ,  温暖化 ,  多様性