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J-GLOBAL ID:201802260797099965   整理番号:18A0416577

食塩の影響を受けたピスタチオ稚苗の葉における,ホウ素による抗酸化的防御能の強化

Boron Enhances Antioxidative Defense in the Leaves of Salt-affected Pistacia vera Seedlings
著者 (3件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 55-62(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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乾燥地域及び半乾燥地域では,ホウ素(B)の毒害及び塩ストレスが広く観察される。しかしながら,植物の防御系に関して,B及び塩ストレスの相関についてはほとんど知られていない。本研究では,中央ペルシャの乾燥地での有用作物であるピスタチオ(Pistacia vera),品種‘Badami’に対して,塩ストレス(0,800,1600,2400mgNaCl/kg・土壌)に対するピスタチオ植物体の酸化的障害及び抗酸化的防御応答について調べるために,異なるB濃度(0,2.5,5,10,20mg/kg)の土壌処理を行った。その結果,塩ストレス及び20mgB/kg・土壌処理を行うと,ピスタチオの葉の電解質分泌,脂質過酸化,リポキシゲナーゼ活性が増大した。塩ストレス条件下で,Bを5mg/kg・土壌まで添加すると,マロンジアルデヒド(MDA)とH2O2の濃度が有意に低下した。酸化的ストレスパラメータに対するBによる低減効果は,塩ストレス処理あるいは高濃度B処理の場合と比較して,抗酸化酵素活性(アスコルビン酸ペルオキシダーゼ,カタラーゼ)及び非酵素的抗酸化物質(アスコルビン酸,フェノール化合物)における改善に関連していた。しかし,20mgB/kg・土壌処理は,塩ストレスにって誘導される酸化的障害を悪化させた。逆に,中程度の塩ストレス処理は,ピスタチオ植物体に対するBの毒性を軽減し,800mgNaCl/kg・土壌処理を行った場合,Bによる酸化ストレスは有意に低減した。以上の結果から,適量のBを土壌施用することで,塩ストレスによる酸化的障害が軽減されることが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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果樹  ,  土壌管理  ,  植物の栄養障害 
引用文献 (42件):
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