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J-GLOBAL ID：201802261307538905   整理番号：18A0778312

熱処理が木材の振動特性および色に与える影響

著者 (4件)： 錢谷菜々未 (筑波大) ,  小幡谷英一 (筑波大) ,  松尾美幸 (名大 院) ,  水戸菜摘 (名古屋大 農)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 68th  ページ： ROMBUNNO.C14-01-1315  発行年： 2018年03月05日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木材の経年劣化を予測するために熱処理による促進劣化試験を行った。シトカスプルース材を異なる温度,湿度および時間で熱処理し,質量,振動特性および色を測定した。処理温度および湿度が高いほど質量が大きく減少した。質量の減少に伴い,高湿度の熱処理では木材の比動的ヤング率が減少して損失正接が著しく増加した。一方,中湿度の熱処理では,比動的ヤング率が一度増加した後減少し,損失正接があまり変わらないかわずかに増加した。また,質量減少とともに明度が低下し,赤みおよび黄みが一度増加した後減少した。質量減少率-時間曲線をシフトファクターを用いて時間軸上でずらしたところ,概ね良好に重なった。このことから,温度-時間および湿度-時間換算則を用いて質量減少率を予測できることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： 木材 ,  *トウヒ属 ,  *熱処理 ,  加速試験 ,  Young率 ,  損失正接 ,  温度依存性 ,  時間依存性 ,  CIELAB表色系
準シソーラス用語： 経年劣化 ,  促進劣化 ,  *振動特性 ,  質量測定 ,  *質量損失 ,  温度-時間換算則

分類 (2件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  製材・加工  (FF05032S)

タイトルに関連する用語 (4件)： 熱処理 ,  木材 ,  振動特性 ,  色