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J-GLOBAL ID：201802262510149235   整理番号：18A0012349

固液界面におけるin-situ観察の最前線 高速AFMによる電析初期過程のその場観察

著者 (3件)： 松島永佳 (北大 大学院工学研究院) ,  吉岡大騎 (北大 大学院工学研究院) ,  上田幹人 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 69  号： 1  ページ： 7-9  発行年： 2018年01月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水溶液を使った電析法は真空環境を必要としないため,これを用いた微細加工やエピタキシャル制御技術が研究されている。そのため,電析過程においてその表面構造をナノスケールで高精度かつ高速に制御することが重要であり,その反応プロセスの解明は必要不可欠である。本稿では,そのような問題を解決するため,本研究室で取り組んでいる高速原子間力顕微鏡(高速AFM)を使った,電析初期における析出過程のその場観察の研究について紹介した。まず,高速プローブ顕微鏡(高速走査型トンネル顕微鏡「高速STM」と高速AFM)について述べた。高速AFM(ダイナミックモード)では,STMでは観察が難しい柔らかい表面や,弱い吸着力の試料の観察に適当できる。次に,高速AFMを用いた適用例として銅電析初期過程のその場観察(銅析出過程の走査速度:1秒/フレームでの連続画像によるその場観察と,高速AFM画像から得られた析出核の粒径と時間の関係)について紹介した。

シソーラス用語： *原子間力顕微鏡 ,  走査型トンネル顕微鏡 ,  モード ,  銅 ,  *電着 ,  その場観察 ,  核形成 ,  結晶成長 ,  *固液界面 ,  分解能 ,  規模 ,  *高速化 ,  薄膜成長 ,  コンタクトモード ,  ナノスケール
準シソーラス用語： AFM【顕微鏡】 ,  STM【顕微鏡】 ,  *ダイナミックモード ,  原子分解能 ,  走査速度 ,  電析

分類 (2件)： 電子顕微鏡,イオン顕微鏡  (BD02050B) ,  固-液界面  (CB12050B)

引用文献 (24件)：

• 1)R. D. Farahani, K. Chizari, D. Therriault ; Nanoscale, 6, 10470(2014).
• 2)G. Binning, H. Rohrer, C. Gerber, E. Weibel ; Phys. Rev. Lett., 49, 57(1982).
• 3)K. Itaya ; Electrochemistry, 74, 19(2006).
• 4)A. A. Gewirth, B. K. Niece ; Chem. Rev., 97, 1129(1997).
• 5)J. A. W. Munninghoff, J. A. A. W. Elemans ; Chem. Commun., 53, 1769(2017).

タイトルに関連する用語 (7件)： 固液界面 ,  観察 ,  AFM ,  電析 ,  初期 ,  過程 ,  その場観察