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J-GLOBAL ID：201802262795638393   整理番号：18A1603255

根元付近の根系が露出したヒノキ立木の引き倒し抵抗力

著者 (1件)： 島田博匡 (三重県林研)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 44  号： 1  ページ： 123-126  発行年： 2018年08月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒノキ人工林において,表土流出による根元付近の根系露出が立木の最大抵抗モーメントに及ぼす影響を明らかにするために,胸高直径が同程度の正常木と根系露出木を5組選定し,立木引き倒し試験により最大抵抗モーメントを比較した。また,根系露出木の最大抵抗モーメントに及ぼす根系露出の程度の影響を検討した。根系露出木の最大抵抗モーメントは,小さい胸高直径では正常木と差がみられなかったが,胸高直径が大きくなるほど正常木よりも小さい傾向がみられた。根系露出の程度と最大抵抗モーメントとの関係は不明瞭であった。今後さらにデータ数を増やして詳細な検討を行う必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *ヒノキ ,  人工林 ,  *表土 ,  *流出 ,  *根系 ,  転倒 ,  引張 ,  *引張試験 ,  抵抗 ,  *モーメント
準シソーラス用語： *露出

分類 (3件)： 森林保育  (FF03040H) ,  森林植物学  (FF02020E) ,  一般,砂防工学  (RC12010B)

引用文献 (12件)：

• 1) Coutts, M. P. (1986) Components of tree stability in Sitka spruce on peaty gley soil. Forestry, 59(2): 173-197.
• 2) 気象庁. “平年値メッシュデータ(メッシュ平年値2010)”.国土交通省国土数値情報ダウンロードサービス.http://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-G02.html (参照: 2016年5月2日).
• 3) 北原 曜 (2010) 森林根系の崩壊防止機能. 水利科学, 311: 11-37.
• 4) 松村和樹・高濱淳一郎 (1999) 風倒地における表層崩壊機構に関する考察. 砂防学会誌, 52(3): 11-17.
• 5) 三浦 覚 (2010) 林地の土壌侵食過程と林床被覆管理. 水利科学, 316: 78-100.

タイトルに関連する用語 (3件)： 根系 ,  ヒノキ ,  立木