抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2017年7月にインドネシア,ジャワ島のジョグジャカルタにて開催された第48回国際物理オリンピックの模様を紹介する。日本選手団は物理オリンピック日本委員会が主催する「物理チャレンジ」に応募した高校生の中で何段階かの選抜を経て代表に選ばれた5人である。実験問題は,食塩水と真水の界面付近の屈折率勾配をレーザ光の偏向によって測定する問題と磁石を用いた問題であった。理論問題は,ダークマターを題材とする問題,火山噴火,地震,津波を題材にする問題,光の干渉を利用して星の径を測定する問題の3問であった。問題の翻訳にてこずったこと,採点修正交渉が公平ではなかったのではないかという疑問など,2022年の東京大会の準備を進めるうえで著者が感じたことも述べた。