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J-GLOBAL ID：201802263385908456   整理番号：18A1479063

マルチユーザ大規模MIMOシステムにおける遺伝的アルゴリズムを用いた簡易ビーム形成の特性評価

Evaluation of Loose Beamforming with a Genetic Algorithm in a Multiuser Massive MIMO System

著者 (5件)： 中村駿太 (北大 大学院情報科学研究科) ,  西村寿彦 (北大 大学院情報科学研究科) ,  大鐘武雄 (北大 大学院情報科学研究科) ,  小川恭孝 (北大 大学院情報科学研究科) ,  萩原淳一郎 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 118  号： 101(RCS2018 35-79)(Web)  ページ： 101-106 (WEB ONLY)  発行年： 2018年06月13日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 第5世代移動通信システムでは,高速かつ大容量化の実現に向けて,100素子以上の基地局アンテナを使用する大規模MIMOシステムの実装が検討されている。その一方で,送信に使用するアンテナ素子数の増加に伴い,送信プリコーディングにおけるウェイト形成の際の計算量の増加が懸念されている。そこで,送信に使用するアンテナを選択するのみでウェイトを作成し,ビーム形成を行う手法が検討されている。本稿では,簡易ビーム形成でアンテナ選択を行う際に遺伝的アルゴリズムを適用することで,準最適解となるアンテナ選択の組み合わせを求め,屋内環境において部屋全体のチャネル容量特性を評価した。その結果,所望信号を強めつつも,干渉を抑圧するアンテナの選択が必要であると示された。また,チャネルに位相回転を用いることで,さらなるチャネル容量の向上が確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *移動通信 ,  大規模 ,  MIMOシステム ,  *ビーム成形 ,  *選択 ,  遺伝的アルゴリズム ,  *解 ,  通信路容量 ,  キャラクタリゼーション ,  抑制
準シソーラス用語： 第5世代移動通信システム ,  マルチユーザーMIMO ,  *アンテナ選択 ,  *準最適解 ,  干渉抑圧

分類 (2件)： 移動通信  (ND08030H) ,  アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (7件)：

• “2020年以降の5G無線アクセスにおける要求条件と技術コンセプト,” ドコモ5Gホワイトペーパー,株式会社NTTドコモ, Sep. 2014.
• 井上航一, 西村寿彦, 大鐘武雄, 小川恭孝, “マルチユーザ大規模 MIMOシステムによるアンテナ選択による簡易ビーム形成に関する検討,” 信学技報, RCS2017-29, Apr. 2017.
• 井上航一, 西村寿彦, 大鐘武雄, 小川恭孝, “簡易ビーム形成によるマルチユーザ大規模MIMOシステムの潜在能力評価,” 信学技報, RCS2017-225, pp. 117-122, Nov. 2017.
• 井上航一, 西村寿彦, 大鐘武雄, 小川恭孝, “マルチユーザ大規模 MIMOシステムにおける簡易ビーム生成のための最適なアンテナ選択方法に関する検討,” 信学技報, RCS2017-322, pp. 31-36, Feb. 2018.
• X. Gao, O. Edfors, F. Tufvesson, and E. G. Larsson,“ Massive MIMO in real propagation environments: Do all antennas contribute equally?” IEEE Trans. Commun., vol. 63, no. 11, pp. 3917-3928, Nov. 2015.

タイトルに関連する用語 (6件)： マルチユーザ ,  大規模MIMO ,  遺伝的アルゴリズム ,  簡易 ,  ビーム形成 ,  特性評価