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J-GLOBAL ID：201802264353025290   整理番号：18A1892145

山国川と中津干潟の広域土砂動態と侵食・堆積機構の解明

REGIONAL SEDIMENT TRANSPORT FROM YAMAKUNI RIVER TO NAKATSU INTERTIDAL FLAT AND THE INVESTIGATION OF MECHANISM OF EROSION/DEPOSITION OF THE FLAT

著者 (5件)： 鵜崎賢一 (群馬大学大学院理工学府環境創生部門) ,  大熊汐里 (五洋建設(株)) ,  倉持顕 (東京都庁) ,  田井明 (九州大学工学研究院環境社会部門) ,  池畑義人 (日本文理大学工学部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_707-I_712(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大分県中津干潟では,アサリを中心とした漁獲高が近年激減しており,地元の住民は干潟の侵食や泥質化の影響を懸念しているが,その実態解明はなされていない.そこで本研究では,高精度な測深技術を用い,三大学共同で大分県中津干潟の地形変化観測を行なって広域的な土砂動態を明らかにし,その侵食実態を解明するとともに,侵食・堆積機構を明らかにすることを目的とした.その結果,大出水による堆積とそれ以外の軽微な侵食という傾向と,山国川からの土砂供給と共に沿岸土砂輸送の影響が無視しえないことが示唆された.また,多変量解析から干潟の侵食堆積量を予測する回帰式を得た.その結果から,侵食堆積量の予測式は,堆積は降雨量に,侵食は有義波高に依存し,比較的大きな定数項も存在することがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： 河川 ,  *干潟 ,  大分県 ,  変化 ,  測深 ,  流速計 ,  *堆積 ,  *浸食 ,  供給 ,  土砂流送 ,  方程式 ,  多変量解析 ,  GPS
準シソーラス用語： GPS【位置決め】 ,  ADCP【流速計】 ,  RTK-GPS ,  回帰式 ,  山国川 ,  地形変化 ,  *中津干潟 ,  土砂供給 ,  *土砂動態 ,  土砂輸送

著者キーワード (5件)： inter tidal flat ,  ADCP ,  RTK-GPS ,  sediment budget ,  multivariable analysis

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (10件)：

• 1) 国土交通省九州地方整備局別府空港・港湾整備事務所:中津港海域環境管理検討調査報告書,pp. 1-151,2013.
• 2) 鵜﨑賢一,荒木陽介,綿貫祐介,高橋誠:那珂川からの全土砂供給量の直接計測による算定手法の確立に関する研究,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 61, No. 2,pp. I_651-I_655, 2014.
• 3) 芦田和男,道上正規:移動床流れの抵抗と掃流砂量に関する基礎研究,土木学会論文報告集,第206号,pp. 59-69, 1972.
• 4) 武川一樹,二瓶泰雄:日本の河川における浮遊土砂輸送量と流量の相関関係,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 69,No. 2,pp. I_1221-I_1225,土木学会, 2013.
• 5) 芦田和男,奥村武信:ダム堆砂に関する研究,京大防災研年報,17号 B,pp. 555-570,1974.

タイトルに関連する用語 (5件)： 中津干潟 ,  広域 ,  土砂動態 ,  侵食 ,  堆積