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J-GLOBAL ID：201802264365066465   整理番号：18A0661289

地震対策

著者 (9件)： 飛野智宏 (東大 環境安全研究セ) ,  矢本貴俊 (国土技術政策総合研) ,  浅木麻衣子 (神奈川県下水道公社 業務部 四之宮管理セ) ,  笹原伸英 (東京都 下水道局) ,  星川珠莉 (下水道事業団) ,  高橋良輔 (東京都 下水道局) ,  小泉僚平 (東京都 下水道局) ,  久保田慶太 (横須賀市 上下水道局) ,  山村寛 (中央大 理工)
資料名： 下水道協会誌  (Journal of Japan Sewage Works Association)
巻： 55  号： 666  ページ： 28-35  発行年： 2018年04月01日 
JST資料番号： S0270A  ISSN： 0021-4639  CODEN： GSKSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・下水道は,都市の静脈であり,その根幹的機能は雨水と汚水の排除。
・地震の発生は,予知不可能だが,「過去の震災から教訓を導き出し,ガイドラインの策定と対策の実施が必要。
・大規模地震の発生により,下水道施設は壊滅的な損傷を受けるが,下水は被災後も継続して流入するので,復旧にあたっては,大規模な躯体工事を伴う段階的な復旧の一方,公共用水域の水質保全のため,迅速かつ的確な対応が必要。
・大規模地震に対しても,下水道として果たすべき機能を維持できるよう施設の耐震化が重要。
・下水道施設の津波対策に関して,最大クラスの津波を想定した場合,膨大な時間と費用がかかると予想されるので,効果的な対策規模を検討することが必要。
・下水道施設の新たな津波対策工として,波圧軽減効果のある免震・消波構造について技術開発。
・マンホール浮上防止対策として,マンホールを格子状の改良壁や土木安定シートで保護することによって,液状化による浮上りに一定の効果があり有用。
・未処理下水を緊急放流せざるを得ない場合,その対策として,安定的な処理水質の確保,消毒処理の研究事例を紹介。「

シソーラス用語： 下水道 ,  *下水処理施設 ,  *災害対策 ,  *防災 ,  復旧 ,  公共水域 ,  水質保全 ,  大地震 ,  津波対策 ,  効果 ,  減少 ,  波圧 ,  防止 ,  浮上り ,  マンホール ,  緊急対策 ,  液状化対策 ,  耐震化 ,  *地震防災 ,  ライフライン
準シソーラス用語： マンホール浮上防止 ,  *地震対策 ,  波圧軽減効果

分類 (2件)： 下水道工学,廃水処理一般  (SC03010E) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (51件)：

• 安井宣仁、 諏訪守、 植松龍二、 桜井健介、 岡安祐司 : 下水処理場被災後の段階的復旧技術による病原微生物リスク低減効果の評価、 第54回下水道研究発表会講演集、 pp.113-115、 2017
• 湯本和茂、 中江美代子 : 鳥取県中部地震に伴う初動対応と今後の課題について、 第54回下水道研究発表会講演集、 pp.119-121、 2017
• 原田一郎、 山下洋正、 小越眞佐司、 西村峻介、 久岡夏樹、 浜田知幸 : 災害時における下水の排除・処理に関する調査、 第50回下水道研究発表会講演集、 pp.184-186、 2013
• 小野眞也 : 岩手県における東日本大震災津波からの復旧を振り返って、 月刊下水道、 vol.39、 No.12、 pp.30-33
• 上水流宏美、 本山良一、 佐藤秀一 : 熊本地震に伴う阿蘇市の災害復旧に向けた取り組みについて、 第54回下水道研究発表会講演集、 pp.134-136、 2017

タイトルに関連する用語 (1件)： 地震対策