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J-GLOBAL ID：201802265171572622   整理番号：18A0704773

小規模なイベントへの導入に向けた視覚障碍者向け会場ナビゲーションシステム

著者 (5件)： 皆川純 (筑波大) ,  鈴木健太郎 (筑波大) ,  鶴田智大 (筑波大) ,  梅村俊介 (筑波大) ,  渡辺知恵美 (筑波大 システム情報系)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 502(WIT2017 66-91)  ページ： 145-152  発行年： 2018年03月02日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 視覚障碍者支援の1つとして,イベントにおける会場案内及び歩行支援を目的としたナビゲーションシステムのニーズが高まってきている。現在までに視覚障碍者の歩行支援を目的とした様々な手法が提案されており,イベント会場をナビゲーションするシステムへの応用が期待できる。しかし,既存の視覚障碍者向けのナビゲーションシステムは,利用可能な状態にするまでの手順が複雑であったり,準備時間が長い傾向にあったりする。したがって,イベント運営者側が限られた準備時間内にシステムを準備し,視覚障碍者へサービスとして提供するのは困難である。そこで本稿では,ナビゲーションシステムを利用する視覚障碍者だけでなく,システムを準備する側の視点も考慮し,実際のイベントでの運用に向けた,低コストで準備可能な視覚障碍者向けイベント会場ナビゲーションシステムについて述べる。また,ナビゲーションシステムの準備と利用におけるユーザテストを行い,実際のイベントにおける提案システムの利用可能性及び,導入に向けての改善点について報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *視覚障害者 ,  *行動 ,  *計算機利用システム ,  歩行補助具 ,  試験 ,  航法 ,  無線伝送
準シソーラス用語： Bluetooth ,  *イベント【催し】 ,  *ナビゲーションシステム ,  ユーザテスト ,  歩行支援

分類 (2件)： ロボットの運動・制御  (IC04012J) ,  光通信方式・機器  (ND10000B)

引用文献 (11件)：

• 視覚聴覚障害者の安全性利便性に関する調査研究報告書.国土交通省,2011.
• Dragan Ahmetovic, Cole Gleason, Chengxiong Ruan, Kris Kitani, Hironobu Takagi, Chieko Asakawa. NavCog: a navigational cognitive assistant for the blind. 2016, MobileHCI'16 Proceedings of the 18th International Conference on Human-Computer Interaction with Mobile Devices and Services, p.90-99
• 浅野正義,梶原祐輔,島川博光.電子タグを用いた単独歩行視覚障害者の誘導.情報科学技術フォーラム講演論文集,Vol.14,No.4,pp.37-42,2015.
• 伏見竜,牧野秀夫,長添和史.視覚障害者歩行支援の蛍光灯通信位置情報システム.パナソニック電工技報,Vol.57, No.4,pp.53-59,2009.
• National Institute of Information and Communications Technology. NICT and Fujitsu DevelopIndoor Guidance Technology for the Blind Using Ultra Wide Band Positioning, Smartphones. https://www.nict.go.jp/en/press/2012/07/02en-1.html.

タイトルに関連する用語 (3件)： イベント ,  視覚障碍者 ,  ナビゲーションシステム