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J-GLOBAL ID:201802266562885482   整理番号:18A0774620

広帯域VLBIシステムの開発と測地・周波数比較実験の報告

Development of Broadband VLBI System and Report of Experiments for Geodesy and Frequency Comparison
著者 (27件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 157-169  発行年: 2018年03月25日 
JST資料番号: G0199A  ISSN: 0038-0830  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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長距離周波数比較プロジェクトのための新しい広帯域VLBIシステムGALA-Vを開発した。GALA-V広帯域VLBI観測システムは,次世代測地VLBIシステムであるVGOS(VLBI Global Observing System)の概念と互換性があるように設計されている。GALA-Vシステムは(1)標準的なカセグレン式望遠鏡を広帯域電波望遠鏡への高度化が可能となるユニークな広帯域フィード及び(2)RFダイレクトサンプリングおよび広帯域バンド幅合成などの高度な技術を含む。鹿島34mアンテナに搭載された,全く新しい広帯域フィード(NINJAフィード)を開発し,次いで,カセグレン光学を備えた高利得大口径広帯域アンテナを実現することに成功した。RFダイレクトサンプリングと広帯域バンド幅合成技術の併用により,安定した高精度な群遅延計測を達成した。GALA-Vシステムは,鹿島34m-石岡13m基線を用いた銀河系外電波源の1秒間のVLBI観測を実施してサブピコ秒精度の遅延計測を実証した。本プロジェクトは可搬小口径アンテナによる正確な周波数比較と測地測量を行うことが目標である。UTC(NICT)とUTC(NMIJ)とのクロック差を測定する目的で,NICT(東京)とNMIJ(つくば)に設置された2つの小型望遠鏡間で一連の広帯域VLBI実験を行った。これらの実験は,広帯域観測が小型電波望遠鏡を使用しても,1ピコ秒またはそれ以上の遅延精密計測を可能にすることを実証した。11月25日のセッションにおける,1.6mと2.4mの一対のアンテナによるポストフィット遅延残差の加重RMSは約14psecであり,それは大口径アンテナを使用した現在の最高精度の測地VLBI観測と同じレベルであった。実験結果は,広帯域VLBIの解析誤差は遅延計測の精度によっては制限されず,大気遅延の不確実性によって全体的に支配されることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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測地学 

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