抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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再生可能エネルギーの広域連系による電力変動の平準効果を利用すると,送電網への再生可能エネルギー割合の大幅な増加が期待できる。そこで,再生可能エネルギーの最大導入量を得るための送電網に連系する電源の種類および配置と,それらの電源容量を調査できる解析アルゴリズムを開発した。提案アルゴリズムは,多数の非線形変数を同時に扱える遺伝的アルゴリズムに基づいており,送電網による電力融通と,電動ヒートポンプ及び蓄熱槽によるエネルギー貯蔵も考慮されており,システムの経済性に関する目的関数の下で電源の配置が計画される。解析事例として,開発したアルゴリズムを北海道に設置されている送電網に適用して,再生可能エネルギーの導入割合を明らかにした。この結果,この地域の再生可能エネルギー割合の最大値は,総発電量に対して39.5%であることを明らかとした。また,分散電源ネットワークのコスト(送電網の整備を除く全コスト)はおよそ9.99×10
10USDで,提案システムの投資額は北海道の1.88年のエネルギー(電力及び熱)消費額に相当することがわかった。(著者抄録)