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J-GLOBAL ID:201802267763972578   整理番号:18A0312428

北西太平洋の寒流と暖流の移行域におけるクラゲ類の時空間的な群集構造

Spatio-temporal structure of the jellyfish community in the transition zone of cold and warm currents in the northwest Pacific
著者 (6件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 266-284(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: L3253B  ISSN: 1880-8247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2005年5月から2006年3月の期間に,東北地方沖の親潮フロント域の1500m上流域,移行域,及び黒潮続流域において,クラゲ類(刺胞動物門と有櫛動物門)の種組成,多様性,生物量,及び時空間的な分布を調べた。種組成と個体数は,海水の比重が北太平洋中層水の範囲内である水深300~500mの境界における浅層と深層の間で顕著に異なった。深層では,個体数は低いが,1年を通して全水域に共通して27分類群が出現しており,多様性がピークに達していた。Pantachogon haeckeliとCrossota rufobrunneaが深層で優占した。Euphysa japonicaとAtolla vanhoeffeniの2つの中層種では日周鉛直移動の可能性が示唆された。親潮域におけるクラゲ類の個体数は移行域や黒潮由来の水域よりも多かったが,多数のAglantha digitaleやDimophyes arcticaが優占することから多様性は低かった。黒潮由来の水域には,種々の熱帯種や暖水種からなる高い多様度が確認され,特にクダクラゲ目のハコクラゲ亜目が存在していた。移行域の多様性は比較的高く,暖水種や冷水種が共存した。クラゲ類の生物量は中層域で高い傾向にあり,特に鉢クラゲ類などの大型種の出現が寄与していた。他の研究で補正した炭素に基づくクラゲ類の生物量は,他の生物グループの生物量を超えるものであった。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  個体群生態学  ,  海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (78件):
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