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J-GLOBAL ID:201802268586258194   整理番号:18A1850605

炭化水素燃料生産のための接触分解プロセスにおける飽和および不飽和トリグリセリドの共処理

Co-processing of Saturated and Unsaturated Triglycerides in Catalytic Cracking Process for Hydrocarbon Fuel Production
著者 (5件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 778-785(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: S0629A  ISSN: 0021-9592  CODEN: JCEJAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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代替燃料としての植物油の効率的利用を目的として,触媒分解プロセスにおける飽和及び不飽和トリグリセリドの脱酸素化を,水素移動活性を強化した流体接触分解触媒を用いて研究した。ひまわり油(不飽和トリグリセリド)の分解と脱酸素は急速に進行し,大量の芳香族炭化水素を生成した。これは燃料用途に適していない。対照的に,ヤシ油(飽和トリグリセリド)の脱酸素速度は遅く,いくつかの酸素含有種が生成物として観察された。飽和および不飽和トリグリセリドの共処理の間,飽和トリグリセリドの脱酸素が加速され,完全な脱酸素が達成された。脱酸素反応の加速は,不飽和トリグリセリドの分解からのオレフィンやナフテンのような水素供与体の急速な形成に起因した。オレフィンとナフテンは環化と芳香族化反応により水素種を放出した。これらの水素種はそれから水素移動反応において飽和トリグリセリド及びそれらの誘導体(脂肪酸及びアルデヒド)と反応し,飽和トリグリセリドの水素化脱酸素を加速した。飽和トリグリセリドの水素化脱酸素は,芳香族よりもパラフィンとオレフィンを生成した。飽和トリグリセリドの加速脱酸素により生成したパラフィン及びオレフィンの量の増加は,不飽和トリグリセリドから誘導した芳香族炭化水素の量よりも大きかった。したがって,飽和および不飽和トリグリセリドの共処理は,飽和トリグリセリド脱酸素の加速と芳香族炭化水素生成の抑制の両方を同時に達成するために有効であることを確認した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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生物燃料及び廃棄物燃料  ,  液体燃料工業  ,  脂肪族カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物・アシルペルオキシド 
引用文献 (20件):

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