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J-GLOBAL ID:201802268852921917   整理番号:18A0399624

カルシウム処理は収穫後熟成過程中の(Pyrus ussuriensis「Nanguoli」)ナシの芳香揮発性物質放出果実を促進する【Powered by NICT】

Calcium treatments promote the aroma volatiles emission of pear (Pyrus ussuriensis ‘Nanguoli’) fruit during post-harvest ripening process
著者 (9件):
資料名:
巻: 215  ページ: 102-111  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1940A  ISSN: 0304-4238  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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芳香はナシ果実品質に影響を与える重要な因子である。本研究では,収穫前のカルシウム噴霧(収穫15日前,4%での応用,w/v,満開後120日)を,収穫および収穫後のPyrus ussuriensis「Nanguoli」ナシ果実の芳香を改善し,代謝調節の機構を解析できるかどうかを評価した。収穫および収穫後での成熟「Nanguoli」果実の全体的フレーバーに寄与する大部分の化合物は収穫前のカルシウム施用に応答して増加した。エステル,特にアセチルエステル,含有量はカルシウム処理により増強されたが,アルコール,アルデヒド,炭化水素の含量はほとんど影響しなかった。これらの効果は,処理した果実の高いピルビン酸デカルボキシラーゼとアルコールデヒドロゲナーゼ活性と一致し,カルシウム処理はエステル生合成のためのアルコールとアシルCoAの供給を増加させることを示唆した。もβ-グルコシダーゼ(結合した揮発性化合物の放出に関与する)の活性が改善され,結合した揮発性物質の含有量はカルシウム処理により低下することを見出した。同時に,リノール酸及びリノレン酸の相対的含量はカルシウム処理により改善された,揮発性芳香の不飽和脂肪酸前駆体(リノール酸とリノレン酸)の生合成に関与する脂肪酸デサチュラーゼをコードする遺伝子の発現が改善された。カルシウム処理は,カルシウムは遊離芳香族型に結合した芳香物質の分解を促進するため,揮発性芳香族物質の含有量を増加させ,また,ナシ果実中の揮発性芳香族化合物の合成を促進した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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果樹 

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