抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ターボ機械を構成する上で必須の軸受とシールは,その使い方を誤ると効率の低下や不安定振動発生等の問題を生じさせてしまう。本稿では,軸受については油膜により軸を支持するジャーナル軸受,シールについては非接触の環状シールを対象とし,動的流体力(ロータダイナミック流体力)の特徴と,それによって発生する不安定振動について紹介した。まず,ロータダイナミック流体力について,ジャ¬ナル軸受や非接触シールでは,軸の回転により流体膜に圧力が発生し,この圧力を摺動面全面で積分することで,流体力が得られると述べ,このロータダイナミック流体力はロータの振動に影響を与えるが,特に重要なのが,この流体力が原因で発生する不安定振動であると説明した。次に,ロータダイナミック流体力が原因で発生する自励振動であるオイルホイップについて解説するとともに,このオイルホイップの防止策を紹介した。