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J-GLOBAL ID：201802269452109383   整理番号：18A1241007

ノボラック環状カーボネートとジアミンの重付加によるネットワーク型ポリヒドロキシウレタンの合成と性質

Synthesis and Properties of Networked Polyhydroxyurethanes by Polyaddition of Novolac Type Cyclic Carbonate with Diamines

著者 (4件)： 市瀬英明 (長崎県工技セ) ,  里見暢子 (佐世保工高専) ,  古川信之 (佐世保工高専) ,  遠藤剛 (近畿大 分子工研)
資料名： ネットワークポリマー論文集  (Journal of Network Polymer, Japan)
巻： 39  号： 3  ページ： 111-117  発行年： 2018年05月10日 
JST資料番号： Z0934A  ISSN： 2433-3786  CODEN： NPORF2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,エポキシドと二酸化炭素の反応により生成する五員環カーボネートが機能性高分子のモノマーとして報告されている。本研究では,o-クレゾールノボラック型エポキシ樹脂と二酸化炭素からo-クレゾールノボラック型五員環カーボネート(CNC)を合成した。CNCに各種の脂肪族ジアミンを重付加させることにより,ヒドロキシ基を有する新規なネットワークポリウレタン(PHU)を合成した。PHUは可とう性に富んだ褐色透明なフィルムであり,動的粘弾性測定より107°C~133°Cという高いガラス転移温度を示すとともに,熱重量分析より5%重量減少温度が249°C~296°Cという高い熱安定性を有することが分かった。また,PHUの熱分解過程においてウレタン結合が先行して分解し,尿素結合が生成することを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *ポリウレタン ,  ジアミン ,  重付加 ,  クレゾール樹脂 ,  ノボラックエポキシ樹脂 ,  柔軟性 ,  ガラス転移点 ,  粘弾性 ,  熱安定性 ,  *ポリヒドロキシウレタン ,  クレゾールノボラック ,  動的粘弾性 ,  環状炭酸エステル ,  機械的性質

分類 (1件)： ポリウレタン  (YH07130G)

引用文献 (16件)：

• 1) N. Kihara and T. Endo, J. Org. Chem., 58, 6198 (1993).
• 2) 遠藤 剛,落合文吾,化学,63,34(2008). .
• 3) 遠藤 剛,落合文吾,日本接着学会誌,45,118(2009) .
• 4) T. Iwasaki, N. Kihara, and T. Endo, Bull. Chem. Soc. Jpn., 73, 713(2000) .
• 5) H. Tomita, F. Sanda, and T. Endo, J. Polym. Chem. Part A:Polym. Chem., 39, 78(2001) .

タイトルに関連する用語 (7件)： ノボラック ,  環状 ,  カーボネート ,  ジアミン ,  重付加 ,  ポリヒドロキシウレタン ,  性質