抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・立川断層の活動性について,変動地形学的特徴から検討。
・狭山丘陵の南に想定される立川断層南部のトレースを横切って切り出した複数の地形断面図から,南西または西南西に傾斜する北東上がりの「緩い崖」の存在を同定。
・河成段丘面Tc1,Tc2,Tc3に見られる「緩い崖」の比高は,それぞれ約5m,約1.8~2m,同程度,であり,旧い時代で大きいことから,鉛直変位の累積性を認定。
・近傍地域に見られる浸蝕崖と比較して,形状および傾斜走行のいずれにも整合性が認められないことから,断層運動の鉛直成分による結果と推定。
・立川断層は主として左横ずれ活断層と認識されており,地震探査や掘削調査からはその活動性の同定が困難なことから,変動地形学的特徴から認定した本結果のリスク評価における重要性を強調。