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J-GLOBAL ID:201802270041307587   整理番号:18A1071000

侵襲性肺ムコール症:肺好酸球増加症を伴う稀な症状【JST・京大機械翻訳】

Invasive pulmonary mucormycosis: rare presentation with pulmonary eosinophilia
著者 (13件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 76  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7449A  ISSN: 1471-2466  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:真菌は,侵襲性真菌症および非侵襲性真菌症ならびにアレルギー性疾患を含む様々な感染症を引き起こす可能性がある。通常,異なる形態の真菌症は,重複する症例のわずかな記述により,相互排他的で独立した実体として記述されている。ここでは,侵襲性ムコール症の経過における肺好酸球増加症の合併症を有する患者の最初に報告された症例について述べる。症例は74歳の日本人男性で,腹部大動脈りゅう破裂のため緊急手術を受けた。手術は成功したが,発熱と呼吸困難が出現し,術後1日目(POD)10から継続した。好中球増加と好酸球増多を伴う白血球増多を示し,胸部X線で左上肺野の充実を認めた。著者らは,喘息-COPD重複の悪化と共に院内肺炎を疑い,抗生物質と気管支拡張療法の両方を開始した。しかし,症状,好酸球増多および画像所見は悪化した。気管支鏡検査を行い,気管支肺胞洗浄(BAL)液分析により,好酸球(全細胞の82%)および糸状真菌の割合が増加していることが明らかになった。著者らは,これがAspergillus感染に起因するアレルギー性気管支肺真菌症(ABPM)の症例であり,POD27におけるボリコナゾールの静脈内投与によるコルチコステロイド療法を開始したことを最初に疑った。しかしながら,BAL液の真菌培養検査は,PCRおよびDNA配列決定により,Cunninghamella bertholletiaeと同定されたムコール菌を明らかにした。次に,POD29における肺ムコール症の治療のために,抗真菌薬をリポソームアンホテリシンBに切り替えた。リポソームアンホテリシンBによるボリコナゾールの置換にもかかわらず,患者は敗血症性ショックを発症し,POD39で死亡した。剖検は,糸状真菌が肺,心臓,甲状腺,腎臓,および脾臓に侵入し,播種性ムコール症が発生したことを示唆した。【結論】著者らは,Cunninghamella bertholletiaeに起因する肺好酸球増加症を伴う肺ムコール症の最初の報告症例を記述する。それは播種性ムコール症をもたらした。むしろ稀な症例であるが,2つの重要な結論を引き出すことができる:I)真菌症は侵襲性感染と宿主アレルギー反応の両方を同時に引き起こすことができ,2)Cunninghamella bertholletiaeは免疫適格患者をほとんど感染させない。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  感染症・寄生虫症一般 
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