文献
J-GLOBAL ID:201802270544779965   整理番号:18A1795869

米国・イタリアに対する東北大規模経営の稲作生産費用と技術の比較

A Consideration by Comparing of Rice Production Cost and Technologies among in the U.S.A and in Italy and a Great Farm in Tohoku Japan
著者 (3件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 81-88  発行年: 2018年07月 
JST資料番号: L7849A  ISSN: 2187-297X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
コメの生産費用において,カリフォルニア,イタリアの両者が共通して国産より明らかに低い部分は,肥料費,農機具費,労働費となる。従量では種苗費も明らかに低い。一方,光熱動力費,農業薬剤費,建物費のように,ほとんど差が見られないものもあり,特定の項目において差がある。大規模化とともにトラクタのレベルを増強させた青森事例の構造においては,15ha以上平均に比べ,省力化に関してカリフォルニアやイタリアに近づくことが可能と示唆される。単位面積あたりの農機具費は,15ha以上平均と同様になり,下がらない。また欧米の普通コンバインの耐用面積は5,000haと予想されるのに比較して,国内の自脱コンバインは500ha程度とかなり小さい。普通コンバインの普及および関連した技術の改良が望まれる。作業時間の項目としては,目立つ差のある水管理について,イタリアの湛水直播は日本の乾田直播よりも入排水の回数が多く細かく管理されているが,移動時間と水口の数に影響されてイタリアの方が時間を要さない。湛水を継続するカリフォルニアは更に少ない。管理作業の時間低減のために,日本での水管理について,大区画化の実現による省力化が望まれる。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
農業経済,農業経営  ,  原価管理一般 
引用文献 (5件):
  • Giovanni,C.V. and Antonio Finassi [Il Bilancio Economico dell'Azienda Risicola Modello diimpostazione edesame di quattoro case rappresentativa] Camera di Commenrcio Vercelli, 2010, 1-26.
  • Giuseppe Sarasso [The current level of Italian rice production technologies and the management of a 240 ha farm」, 『農研機構シンポジウム 「土地利用型作物の生産性に関する国際間比較を通した日本農業の展開方向」』, 2014年12月, 13~14,23~24.
  • Luis A Espino etc. 『SAMPLE COST TO PRODUCE RICE UNIVERSITY OF CALIFORNIA COOPERATIVE EXTENSION 2015』 2016.06.
  • 笹原和哉・吉永悟志 「イタリア水稲生産における特徴と低生産費化へのポイント」, 『二〇一三年度日本農業経済学会論文集』 2013年12月, 289-296.
  • 笹原和哉「イタリア水稲生産の省力化の背景とその方法」『農業経営研究』, 第52巻第4号, 2015年1月, 19-24.

前のページに戻る