文献

J-GLOBAL ID：201802271185982647   整理番号：18A1668867

最近の自動車用材料のトレンドとマルチマテリアル化 IV.素材メーカーの取組み 3.モーターサイクル用コンロッドへのチタン合金の適用

著者 (1件)： 久保田剛 (ヤマハ発動機)
資料名： 特殊鋼  (Special Steel)
巻： 67  号： 5  ページ： 38-40  発行年： 2018年09月01日 
JST資料番号： F0349A  ISSN： 0495-7644  CODEN： TOKSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・モーターサイクルの軽量化策としてのチタン合金は,コスト,製造および機能に課題も多くその採用は限定的であり,ここで各課題とその対応策を解説。
・材料コスト課題について,コンロッドに従来使用してした高価なTi-6Al-4Vに替わる低コスなTi-5Al-1Feを開発し,その機械的性質,特に,疲労強度の評価結果を紹介。
・従来のTi-6Al-4Vは,鋼に比較し熱間加工性が劣るという製造課題があったが,今回開発したTi-5Al-1Feと大端破断割り(FS)工法が,この製造課題に対する解答となり得ることを実証。
・従来にコンロッドには,稼働中の大きな変形や凝着摩耗などの機能課題があったが,今回開発したFS工法やチタン合金向けの表面処理が,この機能課題に対する解答となり得ることなどを説明。

シソーラス用語： *連接棒 ,  *チタン合金 ,  Ti-6Al-4V合金 ,  材料費 ,  レアメタル ,  アルミニウム含有合金 ,  鉄含有合金 ,  オートバイ ,  製造原価 ,  *生産技術 ,  変形 ,  摩耗 ,  表面処理
準シソーラス用語： コンロッド ,  マルチマテリアル化 ,  モータサイクル ,  凝着摩耗 ,  自動車用材料 ,  *新素材 ,  大端破断割り工法

分類 (2件)： 自動車材料  (QG03080N) ,  非鉄金属材料  (WE03000D)

引用文献 (6件)：

• 萩原好敏、高橋恭、村上敦、丸井勇治、′′二輪車用軽量チタンコンロッド′′、 Honda R&D Technical Review、2:229-237、1990
• 大隅弘、伊藤健、野々川賢一、水野賀之.、′′YZF-R7′′、 Yamaha Motor Technical Review, 28: 22-25, 1999
• Kubota, T., Doi, K., Murakami, T., Kojima, Y., and Miura, T., ′′Development of Fracture-split Connecting Rods made of Titanium Alloy for Use on Supersport Motorcycles′′, SAE Int. J. Engines, 9 (1): 483-490, 2016
• 藤井秀樹、前田尚志、′′新日鐵住金(株)の独自チタン合金′′、新日鐵住金技報、396:16-22、2013
• 鈴木貴晴、久保田剛、橘内透、浅野峰生、高橋一浩、′′′′World 1′′の二輪車軽量化技術開発′′、軽金属、67-2:50-56、2017

タイトルに関連する用語 (8件)： 自動車用材料 ,  トレンド ,  マルチマテリアル ,  素材 ,  メーカー ,  モーターサイクル ,  コンロッド ,  チタン合金