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J-GLOBAL ID：201802271539585094   整理番号：18A0128002

リゾチームにおけるアミロイド線維形成に及ぼすイオン液体1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムブロミドの影響:光物理的および画像研究からの証拠【Powered by NICT】

Influence of the ionic liquid 1-butyl-3-methylimidazolium bromide on amyloid fibrillogenesis in lysozyme: Evidence from photophysical and imaging studies

著者 (3件)： Basu Anirban (Physical Chemistry Section, Department of Chemistry, Jadavpur University, Kolkata 700 032, India) ,  Bhattacharya Subhash Chandra (Physical Chemistry Section, Department of Chemistry, Jadavpur University, Kolkata 700 032, India) ,  Kumar Gopinatha Suresh (Biophysical Chemistry Laboratory, Organic & Medicinal Chemistry Division, CSIR-Indian Institute of Chemical Biology, 4, Raja S. C. Mullick Road, Jadavpur, Kolkata 700 032, India)
資料名： International Journal of Biological Macromolecules  (International Journal of Biological Macromolecules)
巻： 107  号： PB  ページ： 2643-2649  発行年： 2018年 
JST資料番号： T0898A  ISSN： 0141-8130  CODEN： IJBMDR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多くの蛋白質であるアミロイドーシスと呼ばれる種々の変性疾患の原因であることを病理学的アミロイド沈着/凝集体を形成するよう折畳まり異常にできる。ここでは,イオン液体,1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムブロミド,モデル系としてリゾチームを用いての抗アミロイド形成能を検討した。チオフラビンT蛍光アッセイは,イオン液体がリゾチームフィブリルの形成を著しく抑制することを示した。この観察は,コンゴーレッドアッセイによって確認された。蛍光顕微鏡,固有蛍光研究,ナイルレッド蛍光アッセイ,ANS結合アッセイおよび円偏光二色性研究からもまた,イオン性液体の存在下で原線維形成の減少を証明した。アミロイド線維の形成は,αからβへの立体配座転移によって特性化した。遠UV円偏光二色性研究から,リゾチーム試料のβ-シート含量は原線維形成をイオン性液体により抑制されることを示唆するイオン液体の存在下で減少することが観察された。原子間力顕微鏡画像は,イオン液体はリゾチームの線維形成を減弱させることを確立した。これらの結果は,アミロイド症に対するより効果的な治療法の開発に有用であろう。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： アミロイドーシス ,  配座転移 ,  *イオン液体 ,  蛍光 ,  原子間力顕微鏡 ,  *リゾチーム ,  蛍光顕微鏡 ,  凝集体 ,  線維症 ,  円偏光二色性 ,  タンパク質 ,  治療法
準シソーラス用語： *アミロイド線維 ,  *アミロイド形成 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： イオン液体 ,  リゾチーム ,  原線維形成

分類 (3件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J)

物質索引 (1件)： チオフラビンT

タイトルに関連する用語 (5件)： リゾチーム ,  アミロイド線維形成 ,  イオン液体 ,  研究 ,  証拠