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J-GLOBAL ID：201802271746108976   整理番号：18A0776592

鋼繊維で補強した無孔性コンクリートの圧縮・引張に対する力学モデル

MECHANICAL MODELS FOR COMPRESSION AND TENSION PROPERTIES OF POROSITY FREE CONCRETE WITH STEEL FIBER

著者 (4件)： 柳田龍平 (東京工業大学大学院 理工学研究科土木工学専攻) ,  中村拓郎 (東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系) ,  河野克哉 (太平洋セメント株式会社 中央研究所 第2研究部) ,  二羽淳一郎 (東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 74  号： 1  ページ： 10-20(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 300N/mm²以上の極めて高い圧縮強度を有する繊維補強した無孔性コンクリート(以下,PFC)の力学モデルを提案することを目的に,圧縮,割裂引張および曲げの各材料試験を実施し,各種強度,ならびに圧縮応力-ひずみ曲線や引張軟化曲線を代表とする力学特性をモデル化した.また,はり高さに応じて曲げ強度が低下する寸法依存性を実験と離散ひび割れモデルに基づくFEM解析の両面から確認し,定式化した.さらに,ひび割れ間隔を意味する等価検長を得るため,平面保持の仮定に基づく繊維補強PFCはりの断面解析を行った.断面解析結果とFEM解析結果から,PFCの曲げ強度の寸法依存性を考慮した等価検長を定量化でき,それを用いて引張軟化曲線を変換する手法で引張応力-ひずみ曲線をモデル化した.(著者抄録)

シソーラス用語： *鋼繊維強化コンクリート ,  *軸方向応力 ,  *力学モデル ,  重量コンクリート ,  調合 ,  圧縮試験 ,  引張試験 ,  曲げ試験 ,  応力歪曲線 ,  歪軟化 ,  定式化 ,  応力解析 ,  応力割れ ,  曲げ強さ ,  サイズ効果 ,  引張軟化 ,  曲線 ,  線 ,  解析 ,  機械的性質 ,  強度

著者キーワード (4件)： Porosity Free Concrete ,  stress-strain curve ,  tension softening ,  equivalent specific length

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  構造力学一般  (HD01000X)

引用文献 (14件)：

• 1) 土木学会:コンクリート技術シリーズ 106 繊維補強コンクリートの構造利用研究小委員会成果報告書,p. II-125, 2015.8.
• 2) 土木学会:超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案),コンクリートライブラリー,No. 113, p. 11, 19, 21, 2004.9.
• 3) 河野克哉,中山莉沙,多田克彦:通常流込み成型で460N/mm²の圧縮強度を発現する新規セメント硬化体,プレストレストコンクリート工学会第24回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム論文集,pp. 545-550, 2015.10.
• 4) 河野克哉,中山莉沙,多田克彦,田中敏嗣:450N/mm²以上の圧縮強度を発現するセメント系材料の製造方法と硬化組織の変化,コンクリート工学年次論文集,Vol. 38, No. 1, pp. 1443-1448, 2016.
• 5) 今井和正,山本佳城,加藤雅樹,村松晃次:設計基準強度300N/mm²のコンクリートを用いたRC細柱の開発と適用,コンクリート工学,Vol. 51, No. 12, pp. 959-966, 2013.

タイトルに関連する用語 (5件)： 鋼繊維 ,  補強 ,  コンクリート ,  引張 ,  力学モデル