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J-GLOBAL ID:201802271835609417   整理番号:18A2012591

日本における産業を中心とした窒素フローの2005年から2015年にかけての変化

Material Flow Analysis of Nitrogen Around Industries in Japan from 2005 to 2015
著者 (5件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 319-331  発行年: 2018年10月25日 
JST資料番号: L6922A  ISSN: 1880-2761  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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経済活動に使用される窒素は,最初にアンモニアの形をとり,肥料としてだけでなく,合成化学繊維,樹脂,半導体などの化学製品における役割を通して,日常生活に存在する。本研究の目的は,今後の経済変化に伴う需要の変化と,反応性窒素(Nr),特にアンモニア(NH3-N)として固定された窒素(NH3-N)の需要の特徴,日本の需要の変化を理解することである。物質フロー分析(MFA)を用いて,日本におけるNrとNH3-Nの流れの時間にわたる変化を定量化し,同時に分析した。結果は,2005年と2015年において,食品と供給から住宅保持へのNr流動が,898kt-Nと775kt-Nであることを示した。化学工業から肥料への流れは,632kt-Nと500kt-Nであった。そして,下水スラッジから肥料への回収率は,それぞれ28.6kt-Nと68.3kt-Nであった。Nr(又はNH3-N)は食品及び飼料に関連し,化学工業及び肥料は2005年から2015年に減少した(食品及び飼料:13%,化学工業:26%,肥料7%)。化学工業におけるNr需要のダウンターンにもかかわらず,工業的利用(例えば,化学製品)は,日本におけるNH3-N需要(623~884kt-N)の50%以上を占めており,そのグローバルシェア(20%)よりもはるかに高い。興味深いことに,半導体産業へのNH3-N流動は,2005年,2011年,2015年における産業利用のそれぞれ0.21%,0.57%と1.03%を占めた。将来において,NH3-Nの管理と保存は,NrとNH3-N流動を制御することにおいてさらに重要であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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環境問題  ,  水圏・生物圏の地球化学 
引用文献 (28件):
  • Asmala, E., Saikku, L. (2010): Ambio, 39, 126-135
  • Eizawa A., Arashiba K., Tanaka H., Kuriyama S., Matsuo Y., Nakajima K., Yoshizawa K., Nishibayashi Y. (2017): Nature communication, 8, 14874
  • Fowler D., Coyle M., Skiba U., Sutton M.A., Cape J.N., Reis S., Sheppard L.J., Jenkins A., Grizzetti B., Galloway J.N., Vitousek P., Leach A., Bouwman A.F., Butterbach-Bahl K., Dentener F., Stevenson D., Amann M., Voss M. (2013): Philosophical transactions of the Royal Society of London, Series B, Biological Sciences, 368:20130164
  • Galloway, J.N., Winiwarter W., Leip A., Leach A.M., Bleeker A., Erisman J.W. (2014): Environ. Res. Lett. 9, 115003, 11pp.
  • 干鯛眞信 (2014): 窒素固定の科学-化学と生物学からの挑戦-, 裳華房, 東京, 148pp.
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