抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・炭素繊維強化樹脂(CFRP)は,自動車産業では,車体の軽量化が燃費の向上につながることから,各種車体部品への適用が検討されているが,CFRPで部品を作製するには,トリミング加工や穴加工が必要となり,それらを切削加工で行う場合,工具寿命が短くなることや繊維の切り残し,層間剥離等による加工品質の低下が課題。
・本研究では,ツイストドリルによるCFRPの穴加工において,当て板の有無が加工品質に与える影響を調査。
・被削材は,積層した板厚2mmの疑似等方性CFRP板(マトリクス:エポキシ)で,加工機は立形マシニングセンタを用い,当て板ありの条件では,板厚1mmのアルミ合金を被削材の加工出口側にあてて同時切削。
・切削速度,送り量の変化に関わらず,アンカットファイバーは当て板なしの加工では発生したが,当て板ありの加工では無発生。
・当て板なしの条件では,送り量を大きくすることでスラスト抵抗が増大するため,加工影響幅は最大2.0mmと悪化したが,当て板ありの条件ではスラスト抵抗によらず加工影響幅は0.3mm程度に抑制。