抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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耐暑性を持つトマトの実用品種を育成するため,耐暑性トマト系統「HTA」の特性を評価するとともに,育種素材として利用することを目的に,トマトF
1品種「りんか409」との交雑後代について,選抜・固定を試みた。1。「HTA」は「りんか409」と比較して,高温条件での放出花粉数及び花粉発芽率が高く,さらに長花柱花の発生が少ないため,着果率が高かった。2。「りんか409」を種子親,「HTA」を花粉親として交雑した後代において,高温条件での着果率及び果色が桃色となる個体を中心に選抜・固定を図った。高温条件において,両親との比較により着果率の高い株を選抜する手法で耐暑性を示す系統を選抜できた。3。選抜世代が進むほど「HTA」より高い着果率を示す株率が高まったことから,耐暑性が遺伝していることが示された。4。上記の手法で選抜したトマト3系統については,高温期となる7月定植区の着果率が「りんか409」より高く,「HTA」より高い系統もあった。(著者抄録)