フォトクロミック反応におけるキラリティーと立体選択性

Nakagawa Tetsuya; Ubukata Takashi; Yokoyama Yasushi

文献

J-GLOBAL ID：201802272378300598 整理番号：18A0555092

フォトクロミック反応におけるキラリティーと立体選択性

Chirality and stereoselectivity in photochromic reactions

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巻： 34 ページ： 152-191 発行年： 2018年03月
JST資料番号： W1244A ISSN： 1389-5567 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：文献レビュー発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

本総説では,フォトクロミック反応におけるキラリティーと立体選択性を幅広く議論した。立体選択性はエナンチオ選択性とジアステレオ選択性の主要な領域に分類した。キラリティー発生の方法に従って議論したエナンチオ選択的フォトクロミズム,即ち:(1)カイラルおよびラセミ化合物の光学分割,(2)結晶化中のラセミ化合物の自発的分離,(3)優先的にエナンチオマを生成するか,又は,キラリティーに基づく事象を引き起こすキラルなテンプレート支援フォトクロミック反応,および(4)ラセミ体出発光異性体への円偏光照射による光異性体の非ラセミ混合物の生成。ジアステレオ選択的フォトクロミズムフォトクロミック反応の各ファミリー,即ち,(1)フルギド類,(2)ジアリールエテン類,(3)スピロ化合物類,(4)アゾベンゼン類,および(5)有機金属錯体について検討した。過密アルケンにおけるキラリティー関連反応は別の章で考察した。これらは次のものを含む:(1)光駆動分子モーターの発見,(2)一方向回転を伴う光駆動分子モーターの第一世代,二キラル炭素原子を持つ分子(3)分子の単一キラル炭素原子を持つ一方向回転を伴う光駆動分子モーターの第二世代。最後に,フォトクロミック反応間のそれらのエナンチオまたはジアステレオ選択性が未だ検証されていない,二種類の新しい立体選択的フォトクロミック系を紹介した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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その他の分離法 , その他の光学的効果

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