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J-GLOBAL ID：201802272812065430   整理番号：18A0064634

小型加速器の構築~2016年度の進捗~

著者 (3件)： 羽倉尚人 (東京都市大 原子力研) ,  加藤優弥 (東京都市大 原子力研) ,  山田恵多 (東京都市大 原子力研)
資料名： 東京都市大学原子力研究所研究所報  (Bulletin of Atomic Energy Research Laboratory, Tokyo City University)
号： 43  ページ： 29-32  発行年： 2017年10月 
JST資料番号： Y0711A  ISSN： 2185-4025  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東京都市大原研の廃止措置中の研究用原子炉が設置されている原子炉室の一角に,同炉運転当時実施していたホウ素中性子捕獲療法前後の処置を行うための部屋「施療室」がある。この部屋に,1.7MVペレトロンタンデム加速器が設置されている。イオン源として,冷陰極PIG負イオン源を備えており,水素マイナスイオンを取り出すことができる。2014年度からこの小型加速器の本格的な構築作業を開始し,イオン源,加速タンク,分析チャンバと順次整備を進めてきた。2016年度の実験では,イオン源出口(加速タンク入口)におけるビーム電流の測定で,約1μAを観測した。2016年度の加速器本体,制御系統の構築,ビームラインのアラインメント等の具体的な構築作業を中心に,学生実験における「イオン源実験」テーマの新設など人材育成への活用の取り組みを含めて報告する。

シソーラス用語： *ペレトロン加速器 ,  工科大学 ,  *イオン源 ,  *ビームライン ,  *人材育成 ,  カリキュラム ,  イオン輸送 ,  応用プログラム ,  シミュレータプログラム ,  重イオン
準シソーラス用語： タンデム加速器 ,  PIG型イオン源 ,  人材育成プログラム ,  輸送コード ,  PHITSコード

分類 (1件)： 線形加速器  (BE02030I)

引用文献 (10件)：

• 羽倉研究室HP:http://www.nuc.tcu.ac.jp/nhagura/index.html
• 都市大原研HP(加速器紹介ページ):http://atomsun2.atom.tcu.ac.jp/aratana.html
• 羽倉尚人、加藤優弥、山田恵多;小型加速器の構築~2015年度の進捗~、東京都市大学 原子力研究所 研究所報、42、pp.34-39(2016)
• 羽倉尚人、加藤優弥、林崎規託、小栗慶之、福田一志、三橋偉司、岡田往子、内山孝文、持木幸一;東京都市大学原子力研究所における1.7MVペレトロン・タンデム加速器構築の状況、タンデム加速器及びその周辺技術に関する研究会、筑波大学、講演要旨集P29、2016/6
• 羽倉尚人、持木幸一、小栗慶之、近藤康太郎、福田一志;タンデム静電加速器用小型冷陰極PIG負イオン源からのビームの引き出しと質量分析実験、複合照射実験装置研究報告2014、東京工業大学 原子炉工学研究所 原子科学研究室、pp.4-6(2015)

タイトルに関連する用語 (2件)： 小型加速器 ,  構築