抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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蒸しかまどで炊いた米飯の炊飯中の温度変化,米飯の水分含量および物性を測定するとともに,官能評価と米飯の好みに関する調査を行ったところ,以下のことが明らかになった。(1)蒸しかまどを用いて炊飯した場合,炊飯器とは異なり,加熱初期から急激な温度の上昇がみられた。(2)米飯の水分含量は蒸しかまどでは56.8%~60.6%,炊飯器では59.2%であった。(3)蒸しかまど米飯の物性は,加水率の相違により,硬さとこし,付着性に有意な差がみられた。また,加水率が高いほどバランス度は高値を示し,蒸しかまど1.4では炊飯器米飯に近いテクスチャーを示すことが明らかになった。(4)官能評価において,蒸しかまど米飯の好ましさは,蒸しかまど1.4>蒸しかまど1.3,1.2であった。(5)蒸しかまど1.4米飯は炊飯器米飯に比べて総合評価は低かったが,蒸しかまど1.4米飯そのものは有意に好まれることがわかった。(6)米飯の好みにおける重要度は「味(甘み)」,「かたさ」,「水っぽさ」の順であった。(著者抄録)