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J-GLOBAL ID：201802273315812312   整理番号：18A1077355

スピン状態転移系における磁気電気効果

Magnetoelectric Effect in a Spin-State Transition System

著者 (4件)： NAKA Makoto (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  MIZOGUCHI Eriko (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  NASU Joji (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  ISHIHARA Sumio (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 87  号： 6  ページ： 063709.1-063709.5  発行年： 2018年06月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,コバルト酸化物のマルチフェロイック挙動が発見されたことにより,スピン状態転移系における磁気的,誘電的,磁気電気的な性質が研究されている。磁性イオンのスピン状態の自由度が強誘電体格子歪みと結合する2軌道Hubbardモデルに基づいて,有効なモデルハミルトニアンを構築した。スピンエントロピーの増加に伴って,高温低スピン相から低温高スピン強誘電相への相転移が起こる。計算結果は実験的に得られた圧力-温度相図と一致した。強誘電相境界近くの低スピン常誘電体相における磁場誘起電気分極を予測する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *磁気電気効果 ,  *強誘電体 ,  *磁性体 ,  誘電性 ,  イオン ,  自由度 ,  格子歪 ,  ハミルトニアン ,  *エントロピー ,  *高スピン状態 ,  *相転移 ,  圧力 ,  常誘電体 ,  *スピン状態 ,  *低スピン状態 ,  *磁場誘起 ,  *磁性強誘電体 ,  *エネルギー準位 ,  *励起状態
準シソーラス用語： *コバルト酸化物 ,  *マルチフェロイック ,  *Hubbardモデル ,  *電気分極

分類 (2件)： 磁性理論  (BM06020X) ,  酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

引用文献 (44件)：

• H. Schmid, Ferroelectrics 162, 317 (1994).
• P. Curie, J. Phys. Theor. Appl. 3, 393 (1894).
• I. E. Dzyaloshinskii, Sov. Phys. JETP 10, 628 (1960).
• D. N. Astrov, Sov. Phys. JETP 13, 729 (1961).
• V. J. Folen, G. T. Rado, and E. W. Stalder, Phys. Rev. Lett. 6, 607 (1961).

タイトルに関連する用語 (2件)： スピン状態 ,  磁気電気効果