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J-GLOBAL ID：201802273537410041   整理番号：18A1606321

構造化グラフェンナノリボンの合成と原子間力顕微鏡を使った評価

Synthesis of heteroatom doped graphene nanoribbons and their structural analysis

著者 (1件)： 川井茂樹 (物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 87  号： 9  ページ： 665-669  発行年： 2018年09月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,表面化学の発展とともに原子レベルで構造が決まったリボン状のグラフェンをボトムアップ手法で生成することができるようになった。前駆体分子の構造を制御することで,多彩なナノ炭素構造体を金属基板上で合成することが可能である。本稿では,ヘテロ原子をドープしたグラフェンナノリボン(GNR)の合成とそれらを評価するための超高分解能原子間力顕微鏡(AFM)について紹介する。合成した構造を直接的に観察するだけでなく,GNRに埋め込んだ元素の違いも検出できるようになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ナノ構造 ,  *原子間力顕微鏡 ,  基板 ,  高分解能 ,  原子 ,  *化学反応 ,  ドーピング ,  ホウ素 ,  窒素 ,  密度汎関数法 ,  *表面構造
準シソーラス用語： *グラフェンナノリボン ,  金属基板 ,  ヘテロ原子 ,  *表面化学反応

分類 (2件)： 固体の表面構造一般  (BK15010E) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

引用文献 (27件)：

• L. Grill, M. Dyer, L. Lafferentz, M. Persson, M.V. Peters, and S. Hecht: Nat. Nanotechnol. 2, 687 (2007).
• L. Lafferentz, F. Ample, H. Yu, S. Hecht, C. Joachim, and L. Grill: Science 323, 1193 (2009).
• G. Reecht, F. Scheurer, V. Speisser, Y.J. Dappe, F. Mathevet, and G. Schull: Phys. Rev. Lett. 112, 047403 (2014).
• S. Kawai, M. Koch, E. Gnecco, A. Sadeghi, R. Pawlak, T. Glatzel, J. Schwarz, S. Goedecker, S. Hecht, A. Baratoff, L. Grill, and E. Meyer: Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 111, 3968 (2014).
• S. Kawai, A. Benassi, E. Gnecco, H. Soede, R. Pawlak, X. Feng, K. Mullen, D. Passerone, C.A. Pignedoli, P. Ruffieux, R. Fasel, and E. Meyer: Science 351, 957 (2016).

タイトルに関連する用語 (4件)： 構造化 ,  グラフェンナノリボン ,  原子間力顕微鏡 ,  評価