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J-GLOBAL ID:201802274173352481   整理番号:18A1595745

全脳低強度パルス超音波療法は,認知症のマウスモデルにおける認知機能障害を著しく改善する-内皮一酸化窒素シンターゼの重要な役割【JST・京大機械翻訳】

Whole-brain low-intensity pulsed ultrasound therapy markedly improves cognitive dysfunctions in mouse models of dementia - Crucial roles of endothelial nitric oxide synthase
著者 (16件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 959-973  発行年: 2018年 
JST資料番号: W3152A  ISSN: 1935-861X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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海馬への治療的集束超音波は,認知症に対する神経保護効果を発揮することが報告されている。本研究では,全脳LIPUS(低強度パルス超音波)療法が,認知症(血管性認知症,VaDおよびAlzheimer病,AD)の2つのマウスモデルにおいて効果的で安全であり,従って,関与する共通の基礎となる機構を解明することを検討した。VaDモデルとして雄C57BL/6マウス,ADモデルとして5XFADトランスジェニックマウスにおいて,マイクロコイルを用いた両側頚動脈狭窄(BCAS)モデルを用いた。全脳にLIPUS療法(1.875MHz,6.0kHz,32サイクル)を適用した。両モデルにおいて,LIPUS療法は,改善された脳血流(CBF)と関連した認知障害(Y-迷路試験および/または受動回避試験)を著しく改善した。機構的には,LIPUS療法はVaDモデルにおいてCD31陽性内皮細胞およびOlig2陽性オリゴデンドロサイト前駆細胞(OPCs)を有意に増加させたが,ADモデルにおいてIba-1陽性ミクログリアおよびアミロイドβ(Aβ)プラークを減少させた。両モデルにおいて,内皮関連遺伝子はRNA配列決定において有意にアップレギュレーションされ,内皮一酸化窒素シンターゼ(eNOS)及びニューロトロフィンの発現はウェスタンブロット法においてアップレギュレーションされた。興味深いことに,グリア細胞とニューロトロフィン発現の増加はeNOS発現と有意な相関を示した。重要なことに,LIPUSのこれらの有益な効果はeNOSノックアウトマウスでは存在しなかった。これらの結果は,全脳LIPUSが,eNOS活性化が共通の機構として重要な役割を果たす各病理に対応する特異的細胞を活性化することにより,認知症に対する効果的で非侵襲的な治療法であることを示す。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学 

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