抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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伴流適合プロペラは,船体背後にあるプロペラの性能を改善するために長年研究されてきた。当初は,最適循環分布に基づくピッチ分布を調整することによって設計した。近年,プロペラ位置或いは船体とプロペラ間の相互作用における伴流分布を考慮したプロペラ形状最適化もまた研究された。これらの大抵の研究は,CPU時間を節約するためにプロペラ性能を推定するためのポテンシャル流に基づくパネル法を採用した。性能を得るために,パネル法よりもCFDは長い計算時間を必要とするため,CFDを用いた最適化例は僅かである。改善された計算機性能によりCPU時間は以前より短くなったので,CFDベースプロペラ形状最適化応用が増加している。しかし,これらの手法は,一般的にエンジン仕様から決定された回転速度や出力の様な設計条件を考慮していない。本研究の究極の目的は,実用的設計条件でのプロペラ形状最適化法を確立することである。第1段階として,CFDを用いたプロペラ形状最適化システムを提案し,そのシステムを一様な流入での与えられた設計条件での最適化に適用した。最適化プロペラの性能は,プロペラ単独試験により確認した。第二段階では,不均一な伴流場中のプロペラ設計最適化を行い,得られた設計の性能は,自航試験により検証した。システムの実用可能性を実証した。(翻訳著者抄録)