抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大量発生するプランクトンの遺骸有機物が水圏生態系および物質循環において果たす役割について知るために,天然微生物群集を含む海水を用いて,ミズクラゲ遺骸とウリクラゲ遺骸の分解実験を行い,水中の有機物量や微生物群集の変化を追跡した。その結果,1)これらゼラチン質動物プランクトン遺骸は,海水中の微生物群集が即座に利用可能な有機物を供給して微生物群集を活性化すること,2)遺骸は大型動物などに食われなくても微生物群集により活発に代謝され迅速に分解されること,3)ミズクラゲ遺骸とウリクラゲ遺骸で初期の分解に寄与する微生物群が異なること,4)分解に伴い微生物群集が変化すること,がわかった。(著者抄録)