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J-GLOBAL ID:201802275605370552   整理番号:18A1011226

セメントペーストとモルタル中の鉄の高圧酸素加速腐食試験

Hyperbaric-Oxygen Accelerated Corrosion Test for Iron in Cement Paste and Mortar
著者 (3件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 927-934(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: G0668A  ISSN: 1345-9678  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,コンクリート中の鉄筋に対して酸素供給を促進する新しい加速腐食試験法を提案した。酸素還元電流密度(ORCD)を周囲空気中の飽和Ca(OH)2溶液中のセメントペーストまたはモルタル中に埋込まれた鉄試料に対する動電位分極試験により測定した。被覆厚さの増加に従ってORCDは減少し,電流密度は1mmから10mmまでの被覆厚さに逆比例し,拡散律速酸素還元は10mm以下の被覆厚さを減少することにより加速できることを示唆した。セメントペーストまたはモルタル中の鉄表面への酸素供給は,新しく開発した高圧酸素加速腐食試験容器を用いて加圧酸素ガスにより強化された。5mmのセメントペーストとモルタルカバーを有する鉄試料は,大気中のそれよりも,0.5MPaの酸素ガス中で,それぞれ約25倍高いORCDを示した。塩化物イオンを含むセメントペーストまたはモルタルで5mm覆われた鉄試料を塩水溶液に浸漬し,30日間容器内で0.5MPaの酸素ガスに曝露した。30日間形成されたさび層の厚さは,0.5MPaの酸素ガス中で得られたORCDから推定されたそれと良く一致し,腐食が酸素圧力(部圧)に比例して加速されることを示した。さらに,加圧酸素ガス中で形成されたさびは,実用的な使用環境で形成されたものと類似の特性を示した。したがって,高圧酸素は,コンクリート中の鉄筋の腐食を有効に促進するのに有利で効果的である。本論文は,日本においてJ.Japan Inst.Met.Mater.82(2018)1~7に公表された。表2に記載された試料名を変更した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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腐食  ,  金属材料 
引用文献 (22件):
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