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J-GLOBAL ID：201802275830532059   整理番号：18A0233710

安定同位体地図を用いた太平洋の窒素固定優勢海域の推定

著者 (11件)： 堀井幸子 (東大 大学院) ,  高橋一生 (東大 大学院) ,  塩崎拓平 (JAMSTEC) ,  谷田巌 (西海区水研) ,  山口珠葉 (東大 大学院) ,  加藤慶樹 (開発セ) ,  児玉武稔 (日本海区水研) ,  小埜恒夫 (国際水研) ,  黒木洋明 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  古谷研 (東大 大学院) ,  古谷研 (創大 院)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2017  号： 秋季  ページ： 153  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 窒素固定優勢海域とこれが生食連鎖に寄与している海域を,客観的指標のもと特定することを目的に,太平洋でのさまざまな季節,海域の懸濁態粒子およびネットプランクトンの窒素および炭素安定同位体比のクラスター分析を行った。その結果,太平洋の低次生産系は五つのグループに分けられた。そのうち生態系への窒素固定の寄与が大きい可能性がある低δ15N高δ13Cのグループはさらに三つの下位グループに分かれた。下位グループ間でのδ15Nの平均値の差は,栄養段階の上昇に伴って縮小する傾向にあった。このことから,一次生産者のδ15Nは季節や海域ごとに変動しやすい一方,その変動は必ずしも二次生産者に伝搬しないと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 太平洋 ,  安定同位体 ,  同位体存在比 ,  *窒素固定 ,  クラスタ分析 ,  懸濁物質 ,  窒素15 ,  炭素13 ,  *生態系 ,  プランクトン

分類 (2件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A) ,  生態系  (EE01040P)

タイトルに関連する用語 (6件)： 安定同位体 ,  地図 ,  太平洋 ,  窒素固定 ,  海域 ,  推定