文献
J-GLOBAL ID:201802276616203836   整理番号:18A0914921

津波浸透流を考慮した防波堤の支持力設計法に対する解析的検討

Analytical Study of the Bearing Capacity Design Method of Breakwaters Considering Seepage Flow Caused by Tsunami
著者 (5件):
資料名:
号: 994  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年10月 
JST資料番号: U1033A  ISSN: 1346-7328  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2011年に発生した東北地方太平洋沖地震が引き起こした巨大津波によって,防波堤をはじめとする多くの港湾施設が被災した。津波に対する防波堤の安定性に関しては,震災後に行われた遠心模型実験や有限要素法等を用いた数値計算による研究によって,防波堤の港内外の水位差によって腹付工を含む基礎マウンド内に浸透流が発生し,この浸透流によって基礎マウンド内に浸透力が働き,基礎マウンドの支持力を低下させることが明らかにされているが,津波によって発生する浸透流を考慮した支持力設計法の構築には至っていない.本研究では,津波によって基礎マウンド内に発生する浸透流に関して,腹付工や基礎マウンドの形状を変化させた様々な防波堤断面を対象として有限要素法を用いた数値計算を行い,浸透流が基礎マウンドの支持力を低下させることを確認した。また,数値計算結果から支持力低下の程度は防波堤の港内外の水位差と関係があり,本研究が対象とする防波堤の断面諸元の範囲においては,港内外の水位差が10mのとき最大2割程度であることがわかった。現在の基礎マウンドの支持力性能照査に用いられる簡易ビショップ法による円弧すべり計算において,耐力作用比の許容値を港内外の水位差に応じて割り増すことで,津波によって発生する浸透流による基礎マウンドの支持力低下を間接的に考慮する方法を,浸透流を考慮した支持力設計法として提案した。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
港湾施設,港湾工事 
引用文献 (13件):

前のページに戻る