抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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房総半島南東沖合では定期的にスロースリップが発生する。GEONET観測によって1996,2002,2007,2011,2013~2014年にスロースリップの発生が検出されており,GEONET構築以前の1983年,1990年にも発生していたことが報告されている。GEONET観測データに基づいて1996年以降の5回のスロースリップに対して統一的な時系列解析を行った。各スロースリップのMwは6.4~6.7,継続時間は10~30日である。スロースリップは同類項ではあるものの,その詳細な様相はスロースリップの各々で異なり,モーメントレート関数からは,高速と低速のものの2種類に分類される。スロースリップに関連して付近では群発地震活動が観測されているが,地震活動の推移とスロースリップの時間発展との間には明確な関係があり,地震活動の増加には,すべり速度に閾値(~4m/yr)の存在することが判明した。