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J-GLOBAL ID：201802277425134674   整理番号：18A1229035

潮汐流・波浪作用下における砂泥混合底質の移動特性に関する検討

A STUDY ON SAND-MUD MIXTURE TRANSPORT DUE TO WAVES AND TIDAL CURRENTS

著者 (5件)： 中川康之 (九州大学大学院 工学研究院 海域港湾環境防災共同研究部門) ,  小硲大地 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 沿岸土砂管理研究グループ) ,  横山直弥 (国土交通省 九州地方整備局 別府港湾・空港整備事務所 沿岸防災対策室) ,  高山優 (国土交通省 九州地方整備局 下関港湾空港技術調査事務所 技術開発課) ,  幸福辰己 (前 国土交通省 九州地方整備局 下関港湾空港技術調査事務所)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_547-I_552(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 潮汐流および波浪作用下における砂泥混合底質の移動特性の把握を目的として,熊本港周辺干潟を対象とした現地観測,現地底質を用いた底質移動実験,さらに砂泥混合率の違いによる底質移動過程の変化を考慮した底質輸送モデルの妥当性評価を行った.現地観測により,高波浪時の底質の巻き上げに際して,底質粒度組成の違いに依存する懸濁粒子の粒度組成変動の差異が確認された.一方,底質移動実験により波と流れによる底質輸送量について底質含泥率との関係を調べた.さらに,実験結果との比較を通じて砂泥混合モデルによる底質輸送量の計算精度を検証するとともに,実海域を対象とした試計算を行い,外力と含泥率の変化に伴う底質輸送量の再現性向上における課題を明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *潮流 ,  *波浪 ,  砂 ,  泥土 ,  移動 ,  水理模型試験 ,  *底質 ,  港湾 ,  熊本県 ,  懸濁粒子 ,  組成 ,  土壌
準シソーラス用語： 熊本港 ,  混合土【土壌】 ,  粒度組成

著者キーワード (5件)： sediment transport ,  sand-mud mixture ,  wind wave ,  tidal current ,  bedload

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  移動床,浮遊,沈殿などの水理  (RC10040U)

引用文献 (9件)：

• 1) 中川康之,吉田秀樹,田中克己,大波多昌志:底泥の巻き上げと底面境界層内の乱れの現地観測,海岸工学論文集,Vol. 54, pp. 446-450, 2007.
• 2) 中川康之,石貫國郎,浜田宏,中村嘉邦:干潟浅海域沖合における底質輸送の現地観測,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 65, No. 1, pp. 471-475, 2009.
• 3) 高嶋紀子,中川康之,松尾武,壹岐幸史,松本英雄:干潟浅海域周辺での底質輸送に及ぼす外力因子の評価,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 71, No. 2, pp. I_547-I_552, 2015.
• 4) 加藤茂,山下隆男:広域海浜流・漂砂モデルによる冬季日本海沿岸での海浜変形シミュレーション,海岸工学論文集,V. 51, pp. 511-515, 2004.
• 5) 中川康之:有明海における底質輸送現象のモデル化,港湾空港技術研究所報告,Vol. 42, No. 4, pp. 25-42, 2003.

タイトルに関連する用語 (5件)： 潮汐流 ,  波浪 ,  砂 ,  泥 ,  底質