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J-GLOBAL ID：201802277777646938   整理番号：18A0505236

モバイル環境におけるコンテンツの使用が原因となる危険・迷惑行為を緩和するシステムデザイン

著者 (6件)： 傍島大貴 (愛知工大 情報科学) ,  熊澤洸介 (愛知工大 情報科学) ,  土井敦士 (愛知工大 大学院経営情報科学研究科) ,  中久治 (愛知工大 大学院経営情報科学研究科) ,  根岸佑也 (メタプロトコル) ,  梶克彦 (愛知工大 情報科学)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 451(ASN2017 116-121)  ページ： 151-158  発行年： 2018年02月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スマートフォンの普及によってゲームやSNS,音楽などのコンテンツを,場所を選ばず楽しめるようになった。しかしそれに伴い,モバイル環境におけるコンテンツの使用が原因となる危険・迷惑行為が問題となっている。事例としては,歩きスマホ中の歩行者が赤信号に気が付かずに道路を横断したため発生した,自動車との人身事故が挙げられる。これらの問題に対して,歩行中においてスマートフォンを操作不能にする機能が開発されている。しかしコンテンツの使用に制限を掛ける手法では,危険・迷惑性とコンテンツに対する満足感の間にトレードオフの関係が生じる。そのため,ユーザが感じる不満が高まり,最終的に機能を削除されてしまう可能性がある。そこで我々は,危険・迷惑性の解消とコンテンツの満足度を両立させるために,コンテンツを適応的に変化させるデザインの方針を提案する。この方針では危険・迷惑性とコンテンツに対する満足度の間にトレードオフの関係を存在させない。若しくは,存在したとしてもユーザに対して別のメリットを提示し,満足度を保つ。その一例としてスマートフォンの画面内の視認性やコンテンツの操作性を低下させずに,自動車の接近をユーザに通知するシステムを開発した。さらに,このシステムを用いた自動車接近の危険回避を促すゲームデザインを提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： 環境 ,  コンテンツ ,  行動 ,  社会的行動障害 ,  人間行動 ,  減少 ,  システム設計 ,  顧客満足 ,  適応制御 ,  *画像合成 ,  自動車 ,  *警報システム ,  *リスク ,  スマートフォン ,  モバイル環境
準シソーラス用語： 危険行動 ,  接近 ,  迷惑行為

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (15件)：

• Pokemon GO, http://www.pokemongo.jp
• 小塚一宏:歩行中・自転車運転中の′′ながらスマホ′′時の視線計測と危険性の考察,Fundamentals Review Vol.10 No.2, pp.129-136,2016.
• 警察庁:やめよう!運転中のスマートフォン・携帯電話等使用,https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/keitai/info.html
• 一般社団法人 日本民営鉄道協会:平成29(2017)年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング,http://www.mintetsu.or.jp/activity/enquete/2017.html
• 株式会社NTTドコモ:歩きスマホ防止の新たな取り組みについて,https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2013/12/03_00.html

タイトルに関連する用語 (6件)： モバイル環境 ,  コンテンツ ,  原因 ,  迷惑行為 ,  緩和 ,  システムデザイン