抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究で著者らは,水稲湛水直播栽培における,いくつかの課題点のある種子被覆法に替わる,べんがらモリブデン(べんモリ資材)による被覆と乾燥方法について研究した。まず,粒子径の異なるべんモリ資材(市販品資材,新規資材)を用いて「ひとめぼれ」種子を2種類の被覆比で被覆処理し,自然乾燥後に種子重や水分量の測定,発芽実験,播種の送り出し試験を行った。また,被覆種子について,自然乾燥処理(完全乾燥,半乾燥),機械による送風,加熱送風処理を行い,種子の発芽状況を検証した。実験の結果,新規資材は種子に付着しやすく剥離が少ないが,播種後の種子落下は市販資材の方が拡散することがわかった。播種機への被覆材の付着は新規資材が少なかった。発芽率に,被覆資材や被覆比の差異は無く,1処理以外は90%以上の発芽率を示すことがわかった。