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J-GLOBAL ID：201802279195298772   整理番号：18A0989911

準三次元洪水流解析モデルを用いた浮子観測流量の高精度化手法の構築

IMPROVEMENT OF THE FLOAT MEASUREMENT METHOD FOR RIVER DISCHARGE USING QUASI-3D FLOW ANALYSIS

著者 (3件)： 赤穗良輔 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  前野詩朗 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  吉田圭介 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 73  号： 4  ページ： I_517-I_522(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 河道湾曲部など洪水流が偏流する場所における浮子観測は,流量計算に用いる測線を横断面形状に応じて配置しない場合,測線と浮子の軌跡にずれが生じるため,観測流量の精度が低下する可能性がある.本研究では,準三次元洪水流解析に基づく浮子の軌跡の再現計算を行い,測線を修正することで浮子観測流量を高精度化する新たな手法を構築した.さらに,三川合流部の下流に位置する江の川水系尾関山観測所の浮子観測に本手法を適用し,流量の再現性を検証した.その結果,修正した測線を用いて実際の観測流量を算出することで,洪水の上昇期,ピーク期,減衰期の各時刻で,精度が向上することが示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： *フロート ,  *流量測定 ,  洪水 ,  数学モデル ,  形態 ,  *改良 ,  湾曲 ,  *数値モデル ,  *計測
準シソーラス用語： *洪水流 ,  *数値解析モデル ,  *精度の向上 ,  浮子

著者キーワード (5件)： flood flows ,  discharge measurement ,  float ,  numerical simulation ,  river confluence

分類 (1件)： 河川調査・計画  (RC12020M)

引用文献 (10件)：

• 1) 木下武雄:流量観測の過去と未来,河川流量観測の新時代,第1巻,2010.
• 2) 橋場雅弘,甲斐達也,津田哲也,土田宏一:河川流量観測の高度化に対する観測実務者からの視点,河川流量観測の新時代,第4巻,2014.
• 3) 春日屋伸昌:浮子の運動機構と竿浮子の補正係数について,土木学会論文集,No. 58,pp. 30-37,1958.
• 4) 二瓶泰雄,酒井雄弘:実河川洪水流における浮子の更正係数,土木学会論文集B,Vol. 66,No. 2,pp. 104-118,2010.
• 5) 四国地方整備局河川部:第2版 水文観測の手引き(案)高水流量観測編,四国水文観測検討会,2004.

タイトルに関連する用語 (8件)： 洪水流 ,  解析モデル ,  浮子 ,  観測 ,  流量 ,  高精度化 ,  手法 ,  構築