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J-GLOBAL ID:201802279661591302   整理番号:18A1850643

硫酸塩の作用を受けたセメント系硬化体における硫酸イオン移動性状に空隙構造および電気的作用が及ぼす影響の把握

Understanding of Effects of Pore Structure and Surface Potential on Properties of Sulfate Ion Transfer in Cementitious Materials after Sulfate Solution Immersion
著者 (4件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 877-884(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0385A  ISSN: 0514-5163  CODEN: ZARYA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,硫酸塩イオン移動の特性および5mass%硫酸塩溶液浸漬後のセメント質材料における硫酸イオン移動に及ぼす細孔構造および表面電位の影響を調べるために行った。本研究では,硫酸塩イオン有効拡散係数,酸素ガス拡散係数,空隙率,細孔径分布,および5mass%硫酸ナトリウムと5mass%硫酸マグネシウム溶液浸漬後のセメントペースト試料の細孔溶液のイオン組成を測定した。各拡散係数から硫酸イオン拡散と酸素拡散の屈曲度を計算し,表面ポテンシャルの影響を間接的に表す二つの屈曲度の比を計算した。結果は,硫酸塩イオン移動の屈曲度が,硫酸ナトリウム浸漬の多くの場合において,酸素拡散のそれより大きいことを示した。一方,硫酸マグネシウム浸漬のほぼ半分では,硫酸イオン移動の屈曲度は酸素拡散のそれと同程度であった。さらに,硫酸イオンの有効拡散係数は,硫酸イオン拡散の屈曲度と5mass%硫酸ナトリウム溶液浸漬の場合における酸素ガス拡散の比の増加とともに減少した。5mass%硫酸マグネシウム溶液浸漬の場合,硫酸ナトリウム浸漬と比較して相関は低かった。したがって,5mass%硫酸ナトリウム溶液の場合には表面電位の影響が硫酸イオン移動に支配的であり,5mass%硫酸マグネシウム溶液の場合には細孔構造の影響がより強く作用することが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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モルタル,コンクリート 
引用文献 (21件):
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