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J-GLOBAL ID：201802279774713234   整理番号：18A1229190

吸い出し・陥没リスク抑制に向けた緩衝材によるケーソン目地透過波低減法と現地試験による実証

A NEW WAVE REDUCTION METHOD THROUGH CAISSON JOINTS BY A BUFFER MATERIAL TO PREVENT WASHOUT AND COLLAPSE OF SEAWALLS AND QUAYWALLS

著者 (2件)： 石坂修 (前田工繊株式会社水環境保全推進部) ,  佐々真志 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_1477-I_1482(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,護岸・岸壁の吸い出し・陥没リスク抑制に向けてケーソン目地透過波の緩衝材による波力低減法を新たに考案し,現地試験によりその適用性を検証した.その結果,通常時の透過率8割に対して,構築した緩衝材波力低減法により,最大・平均両振幅とも透過率2割以下と,ケーソン目地透過波を大幅に低減しうることを実証した.本低減法は,全国の護岸・岸壁背後のケーソン目地部に容易に設置が可能であり,材料の劣化がなく追随性に優れるうえメンテナンスフリーであることから,吸い出し・陥没抑止に向けた海岸・港湾構造物の長期維持管理に今後幅広く活用されることが期待できる.(著者抄録)

シソーラス用語： 波力 ,  *減少 ,  ケーソン ,  目地 ,  *透過 ,  *波浪 ,  緩衝材 ,  護岸 ,  係船岸 ,  落下 ,  現場試験 ,  土砂流出 ,  *リスク低減
準シソーラス用語： 海岸護岸 ,  陥没 ,  岸壁 ,  現地試験 ,  低減 ,  透過波

著者キーワード (5件)： buffer ,  caisson joint ,  geotextile ,  internal erosion ,  wave

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  港湾施設,港湾工事  (RC15020H)

引用文献 (10件)：

• 1) 大蔵海岸陥没事故調査委員会報告書,土木学会海岸工学委員会,2002.
• 2) Sassa, S., Li, F. and Sekiguchi, H. : Response of saturaed/unsaturated gravelly sand to tidal fluctuations, ASCE Geotechnical Special Publications, Vol. 143, pp. 174-186, 2005,
• 3) 高橋重雄, 鈴木高二朗, 徳淵克正, 岡村知光,下迫健一郎, 善功企, 山﨑浩之:護岸の吸い出しに関する水理模型実験, 港湾空港技術研究所報告, 第35巻,第2号,pp. 3-63, 1996.
• 4) 菅原吉浩, 山本泰司, 上久保勝美, 岡村知光, 時田恵生:護岸の吸い出し被災事例調査と被災要因の検討, 海洋開発論文集,第26巻,pp. 867-872, 2010.
• 5) 佐藤徹, 加藤絵万, 川端雄一郎, 岡慎一郎:港湾施設の空洞化調査に関する報告, 土木学会論文集B3, Vol. 70, No. 2, pp. 552-557, 2014.

タイトルに関連する用語 (7件)： 陥没 ,  リスク ,  緩衝材 ,  ケーソン ,  目地 ,  現地試験 ,  実証