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J-GLOBAL ID：201802279871883046   整理番号：18A0836058

牛久自然観察の森を事例とした農用林から公園緑地化した林野における管理の課題

Study on management of a farm forest affected by change to recreational use as the Ushiku Nature Sanctuary

著者 (4件)： 神宮翔真 (筑波大 大学院生命環境科学研究科) ,  武正憲 (筑波大 芸術系) ,  佐方啓介 (筑波大 生命環境系) ,  伊藤太一 (筑波大 生命環境系)
資料名： ランドスケープ研究  (日本造園学会誌)
巻： 81  号： 5  ページ： 703-708  発行年： 2018年03月30日 
JST資料番号： F0408A  ISSN： 1340-8984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,農用林から森林公園への利用目的の変化によって影響される植生と管理の変化を示した。著者らは,農用林がレクリエーション利用のために再開発された「牛久自然保護区」に焦点を合わせた。空間的および時間的分析,関連する関係者によるインタビューおよび文献調査により,多様な植生が2つの森林において異なって創生されることを明らかにした。農用林において,異なる植生タイプの変化した景観は,周期的伐採および床植生収集のような森林材のモザイクパターン利用から生じた。対照的に,来園者のための異なる植生群落は,自然保護区においては多様な景観を形成した。そのような経験の中で,農用林景観を含み,それは管理努力の実質的な割合を占めた。しかし,自然保護区の管理では景観保全に対する重要性にもかかわらず,伐採を含まないことがわかった。これらの結果は,農用林植生と結果としての景観を復活させるためには,管理計画において伐採体制の包含が必要であることを示唆している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 茨城県 ,  *自然公園 ,  *森林 ,  緑地 ,  自然景観 ,  *自然保護 ,  地域差 ,  *伐木 ,  栽培管理 ,  植生
準シソーラス用語： ゾーニング ,  牛久自然観察の森 ,  公園緑地 ,  自然観察 ,  里山 ,  農用林

分類 (2件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y) ,  景観  (RD04010N)

引用文献 (23件)：

• 1) 環境省(2012): 生物多様性国家戦略 2012-2020 ~豊かな自然共生社会の実現に向けたロードマップ~:環境省
• 2) デイビッドスプレイグ・後藤厳寛・守山弘(2000):迅速測図のGIS 解析による明治初期の農村土地利用の分析:ランドスケープ研究63(5),771-774
• 3) 栗田英治・横張真(2001):里山ランドスケープの保全に果たすゴルフ場の役割とその管理手法:ランドスケープ研究64(5),589-594
• 4) 山本勝利・趙賢一・大塚生美・福留晴子・加藤好武・大久保悟(2000):比企丘陵における里山林の構造と変化が林床植物に及ぼす影響:ランドスケープ研究63 (5),765-770
• 5) 鎌田磨人・中越信和(1990):農村周辺の1960 年代以降における二次植生の分布構造とその変遷:日本生態学会誌40(3),137-150

タイトルに関連する用語 (4件)： 牛久 ,  自然観察 ,  森 ,  公園緑地