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J-GLOBAL ID：201802280283220523   整理番号：18A0376515

東京湾における青潮湧昇現象と濁度の上昇要因の解明

A study on the transfer of blue tide and the relationship between high turbidity and sulfur in Tokyo Bay

著者 (8件)： 田中陽二 (株式会社エコー) ,  中村由行 (横浜国立大学大学院) ,  比嘉紘士 (横浜国立大学大学院) ,  宇野佳朗 (横浜市役所) ,  軽部智章 (栃木県庁) ,  伊藤比加留 (東京都庁) ,  管原庄吾 (島根大学大学院) ,  鈴木崇之 (横浜国立大学大学院)
資料名： 海洋理工学会誌(Web)  (Journal of Advanced Marine Science and Technology Society (Web))
巻： 23  号： 2  ページ： 19-24(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0648A  ISSN： 2188-3262  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,高濁度と硫黄との関係,および,湧昇後の青潮の移動を分析することである。2015年8月24日,東京湾内部で観測船による青潮の観測を行った。試水の分析から,濁度と硫黄との間に明確な正の相関が見られた。したがって,高い濁度は青潮の中の粒子状の硫黄元素を示唆している。中間層から流出した青潮の湧昇水は,成分分析した。湧昇水の密度は,海面水との混合によってわずかに減少したと考えられた。青潮水は,風に駆動された流れと密度流として躍層上を漂った。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *水質汚濁物質 ,  *混濁度 ,  *硫黄 ,  *湧昇流 ,  *湾 ,  *青潮 ,  *東京湾 ,  *汚染物質

著者キーワード (8件)： blue tide ,  turbidity ,  sulfur ,  Tokyo Bay ,  blue tide ,  turbidity ,  sulfur ,  Tokyo Bay

分類 (1件)： 沿岸海洋物理学  (DC06060N)

引用文献 (13件)：

• Hoshika, A., Takimura, O., and T. Shiozawa, 1978. Vertical Dis-tribution of Particulate Manganese and Iron in the Beppu Bay. J. Oceanogr. Soc. Jpn., Vol. 34, pp. 261-264.
• 鵜嵜直文,甲斐正信,2001.三河湾における苦潮発生時の海洋構造と硫化水素及び硫黄粒子の鉛直分布.愛知水試研報,第8号,pp. 7-13.
• 上月康則,山中亮一,津山拓郎,松重摩那,大谷壮介,森紗綾香,2014.アサリの生息する極浅い水深帯での硫化水素濃度の推定とその影響.土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 70, No. 2, pp. I_1146-I_1150.
• 佐藤文也,佐々木淳,佐野弘明,呉海鍾,2015.東京湾奥部における硫化物を含む無酸素水塊の変動特性と数値再現.土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 71, No. 2, pp. I_1267-I_1272.
• 田中昌宏,稲垣聡,八木宏,1997.東京湾成層期の流動のリアルタイムシミュレーション.海岸工学論文集,第44巻,pp. 386-390.

タイトルに関連する用語 (6件)： 東京 ,  青潮 ,  湧昇 ,  現象 ,  濁度 ,  要因